スチーム牡蠣と三つの聖痕

 今年の二月にノロウイルスに冒されて以来(id:goldhead:20050218#p4)、はじめて牡蠣を食べた。二日前の晩のことだ。たまたまスーパーで見かけたのだ、「スチームカキ」というやつを。何やらわからぬが、下処理をされているものらしい。一パックにたっぷり入って値段は百九十八円。文句なしに安い。俺の中でトラウマと貧乏性が戦って、後者が勝った。こうなったら一気に克服と、お好み焼きを作った。
 しかし俺も前回の轍は踏まない。日本酒に浸して電子レンジで加熱、加熱。パックにも「加熱用」とあったし。そしてパカッと耐熱容器を開くと、うわ、予想以上に海くせぇ。しかし、これが牡蠣、これがオイスター。えいやっとお好み焼きに全投入すれば、それはもうなかなか美味しくいただけた。
 まだ生牡蠣食う気はしないけれど、スチームなら安いし加工された安心もある。これはなかなかいいです、奥さん。