新江ノ島水族館へ行った

 仕事と遊びで新江ノ島水族館へ行った。二週続けての水族館(id:goldhead:20050625:p1)となるが、これは偶然である。朝早めだったせいか、天気のせいかわからないが、なかなか空いていた。入館料は二千円。
 入ってまず出てくる巨大水槽に圧倒された。相模の海をそのまま切り取ったとあるが、何種類ともわからぬ数え切れぬほどの魚で水槽の中がにぎわっている。最初は上から見下ろす形になるのだが、はるか底の方に大型のサメや何かが動いているのがよかった。結局先に進むと彼らの姿を同じ高さで見られるのだけれど、底の方に蠢いている眺めの方が面白いように思う。一度上のほうに来て、小魚の群れを散らしていたのが印象的。他に延々と隊列を組んで周遊していて、おそらく一定周期で目の前を通る魚とか、習性なのかなにかわからないが、しょっちゅうガラス面に近づいてくるエイなど、まったく見ていて飽きない。やっぱあれだ、水族館はでかくなきゃな。
 イルカのショーなども見た。水がかかるおそれがある、という四列目で見た。が、水がかからなかった。アシカもイルカも体育会的なお兄さんお姉さんも実にプロフェッショナル、という感じだった。ただ、何度も自分からステージの上にごろりと上がり込んで、そのままバタバタするイルカが居て、それはそれで笑いを誘っていた。ミレニーとかいう名前だったと思う。ちょっとウロウロした後に別のショーがはじまって、そちらはアレグリアだとかそんな風なやつで、そんな風な格好をした女性演者が歌ったりして、たまにイルカもジャンプしたけれど、最初に見たショーらしいショーの方がずっと面白いな。

 しかし、イルカというのはすごい。高くジャンプするその前に、深いプールの底からものすごい速さで浮上してくる、その暴力的な加速にしびれた。無駄のない流線型に秘めたパワー。これは完成されたサラブレッドを見るような思いであったが、ここの水族館のイルカも第四世代(水族館生まれの四代目)がいるとかで、ここらへんも代を経てよりジャンプに磨きがかかっているのか(ジャンプ技術の伝達?)。
 他にこの水族館のマスコットであるミナゾウを見た。マスコットのイラストは可愛いが、本体はアホみたいにでかくてびびった。それに、安部譲二の声で喋りそう。それが、下手すると通り過ぎられてしまうようなプールにゴマフアザラシと一緒に居て、たまに動いたりするのだから驚きだ(当たり前か)。

 そんなわけでまあ、とにかくこれはもうかなり水族館を満喫した。二千円はお得、という感じだ。それにしても俺は魚座生まれなせいか知らないが、動物園より水族館がいいな、水族館。この夏は水族館で決まりだ。