ぐだぐだしていたら、帰りそこねた。もう十一時半だ。歩いて帰ろう。もう涼しくて、一人だとクーラー不要。夜も寝苦しくないだろう。もっとも、こんな時間に帰って飯食って寝ようとすると、なかなか寝られない。とはいえ、何も食わないのもよくない。どうしたものか。たまにはコンビニ弁当で贅沢するか、カップ麺にするか。料理はさすがに面倒くさい。もっとも、寝られなくてなんだ。俺にはカフェインがついている。あれがあれば、眠気は怖くない。ただ、集中力が明後日の方向に飛ぶことがあって困る。仕事さぼってふと見たニュースのその先まで辿ろうとしたり。よくない、よくない。けど、それが俺の人生を左右することはない。ちょっとくらいの振幅、どちらに触れようと落ちる、落ちる、落ちる。ああ、金が欲しい。
