- 『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』が最終回を迎えた。全体の感想を書いておきたい。
- 超おもしろかった。このお祭りに参加できてよかった。これだけ毎週、リアルタイムでアニメを見たのはいつ以来だったろうか。リアルタイムで見るだけではない、Xの反応を追いつつ、だ。
- まったくもって楽しいお祭りであって、毎週、純度の高い刺激薬をガンガン投与されるような気持ちであった。
- 圧倒的な情報量とテンポ。1クールだけだからそうなってしまったのか、最初からこれ狙いだったのか。刺激の洪水として1クールにぶち込んだのは、結果として楽しさウハウハザブーンでたまらんというところだった。
- おれは79年生まれのガンダムおじさんだが、1stをリアルタイム視聴した世代とはいえない。おれのガンダムの入口は、SDガンダムだった。ガチャポンであり、カードダス。ザク強行偵察型がアニメ本編に出てくるかもしらなかったし、シン・マツナガやジョニー・ライデンがどんなキャラなのかもしらなかった。おれにとって、先にカタログ的なモビルスーツとキャラクターがあった。データベース型とかいうのだろうか。よくわからない。
- ストーリーを知ったのは、小説版だ。先に小説、その後に、再放送かレンタルビデオでアニメ本編。アニメに出てくるのは、自分が知っているのより少ないモビルスーツだな、とか思った。
- そのあたりでいろいろ満足させてくれたのが、『0080』や『0083』だった。
- ストーリーは、ゲームの『Gジェネレーション』とかで何度もおさらいしたという印象がある。
- そういう人間にとって、『ジークアクス』のやり方、一年戦争の扱い方、宇宙世紀の扱い方というのは、実に刺さった。少なくとも、おれのガンダム歴が、おれの熱中を説明する理由になると思った。
- そりゃしかし、あれだよ、「白い悪魔」があの音楽と一緒に出てきたりするとか、もうどうなってもいいって思う感じがして大変よかった。
- シャリア・ブルは死ぬんじゃないかと思っていたら、生き残った。なにやらエグザべをかばう形で死ぬんじゃないかと思っていた。ガンダムっぽいから。でも、最後はみんな生き残った。
- エンディングは悪くない。アルテイシア様がジオンの総帥になって、シャアはララアの元を訪れ、マチュとニャアンは地球でなにやら楽しくやっているみたいだ。強引に畳んだなという気もするが、強引に広げてきたのだから、畳み方もこれでいいだろう。
- 前半のクランバトルはなんだったろうかという気がしないでもない。もっと尺があるならいいだろうが、そうではないので、後から振り返ると、「キシリ暗殺計画」くらいのテンションでなにやら最初からやってもよかったように感じなくもない。
- 多元宇宙というか、世界線というか、そういう設定は劇場版で「高い城のガンダムだ」って思ったので、そういうものだと思って見ていた。ただ、「シャロンの薔薇」が向こうの世界のララアが乗ったエルメスだとかは意表をつかれた。
- リファインされたキャラの造形はどれも魅力的だった。シャリア・ブルは別人になってしまったけれど、ララアとか現代風によくデザインされている。
- マチュは最初から最後までほとんど裏表なく突っ走っていて、展開的に悩む暇もないという感じはあった。
- なぜ、マチュとニャアンがあれだけシュウジに入れ込んだのかという理由はよくわからない。よくわからないで一目惚れしちゃうのが、ボーイ・ミーツ・ガールだろと言われるとそうかもしれないが、キラキラがあるので、なにかそれだけでは済まされない感じが残ってしまって。
- ブラウ・ブロ(キケロガ)の動きはよかった。ぐるぐる回転しているし、オールレンジ攻撃かっこいいし、令和になって「ブラウ・ブロかっこいい!」と思うとは、まあ人生なにが起こるかわからない。
- キシリア様あたりの見せ場の多さも、これがまた面白い。このあたりはもう、作り手の手のひらの上で転がされていた。
- 最終回で、ガンダムのガンダムが巨大化したのはちょっとついていけなかった。ついていけないな、と思ったのは最終回になって初めてだったかもしれない。
- まあしかし、やりたいことやったな、という。作り手がやりたいことやったから名作になるとか、やりたいことやれなかったからよくなったとかいろいろあるだろうが、少なくとも本作はやりたいことやってるな、というのがいい方向に出たのだと思う。少なくともおれ一人にはいい方向だったと言い切れる。
- あまり人間の成長が描かれていないと言われる本作だが、エグザべくんはがんばったんじゃないか。最後はギャンに乗って生き生きとしていた。
- しかしなんだね、あれかね、シャアは「ああ、おれは何度白いのに殺されなきゃいかんのか。それもこれも全部あのララアのせいだ」みたいなところにあったんだろうね。輪廻転生を断ち切りたかったんだろうね。違うかね。それを終わらせようとしとったんだろうし、そのためのイオマグヌッソ造ったんだろうね、とおれは理解したのだけれど、あまり自信はない。
- シュウジはこの世界(ジークアクスの世界線)を消そうとしていたね。あれ、なんか混乱するね。
- ガルバルディαの設定とシャアの関係もおれは知らないね。でも、見た瞬間「ガルバルディα!」って思ったね。
- シャアにとっては、ずっと自らの導き手というか、パイセンがおらんくて、それで今回は最後シャリア・ブルがそういう立場に立ったようなところがあって(少なくとも対等に話せるやつ?)、最後は母になってくれるかもしれないララアと一緒になったであろうし、ハッピーエンドやったな。
- アムロの声は……、直接出てくるよりもよかったかもしれない。アムロもシャアを殺したり、ララアを殺すが嫌になっていたというところはあったろうか。
- エヴァっぽい画はたくさんあったが、最後の最後で内容的にエヴァっぽかったかなと思った。
- しかしまあなんだ、「今後の宇宙世紀ものはすべてララアの夢の一つかもしれない」という見方もできるし、あるいは過去の宇宙世紀ものもすべてララアのかつての夢の一部かもしれないという見方はできてしまう。それを過去作への干渉と見る向きもあるだろうが、そこは気にしなくていいだろう。なぜならば、『∀ガンダム』があるからだ。どれもこれも黒歴史の一つに過ぎない。全部のガンダムは『∀ガンダム』に集約される。『Gのレコンギスタ』は違うという話もあるが。
- まあなんであれ、おれは超楽しかったし、面白かった。すげえ夢中になっていたぜ。でも、書いておかないと忘れそうだから、書き残しておくのだぜ。
- 以上。
ビット付の赤いガンダムは好き。
ギャンはちゃんとシールドミサイル撃っていたので好き。
ハロって結局なんだったんだろう?
まあ、おれが一番好きなのは『∀ガンダム』かもしれない。



