この番組ってそれほど好きな感じはしないのだ。それだけれど、なぜか見てしまう。思うに、それは高所ネタが多いからだ。俺は高所恐怖症なので、飛び込み台とか見ていると、怖いもの見たさというか何というか、思わず見入ってしまう。昨夜もそうだった。何せ一発目がジェットコースターである。まちゃまちゃと北斗晶の歌声に、思わず涙しないわけにはいかなかった。あんなに悲しい歌は聴いたことがない。
そして次がビビり橋。これはもうかなわない。かなわないのでちょっとチャンネルを変えていたら、後半戦の竹山崎ことカンニング竹山と山崎邦正のチャレンジ。彼ら二人のビビリは俺のビビリである。これぞ死刑台の人間ドキュメント。俺は正直、あの、尺取虫のように這いずるオッサン二人を笑うことはできなかった。恐ろしい、恐ろしい、だけど見てしまう。ああもう、嫌な番組。
で、同じくこの番組を見ていた人に聞いたところ、先攻のオリエンタルラジオの方はスイスイ渡りきってしまったという。さすがに売り出し中の若手は違う。が、果たして芸人としてそれが正解だったのかどうか、そこらあたりはよくわからない。どっちがテレビに長く映るって、そりゃもう醜くあがく者の方だからさ。