俺も待ってたぜ

http://keiba.yahoo.co.jp/scores/2006/07/01/08/11/result.html
 四角を回って柴田善臣は持ったまんま。待ちに待ってのゴーサインに、すっと一頭抜け出すオレハマッテルゼ。思わず声が出そうになる。が、さすがに「オレハマッテルゼ!」とは気恥ずかしくて(一人でテレビを見ていたのだけれど)、「うぉぉ……」とわけのわからない声が漏れた。ラインクラフトが迫る、迫る、しかし、振り切ってゴールイン。「うぁぁ」。
 条件戦から追ってきた馬が、こんな風にG1を勝つのは初めてだ。初めてそういう風に追っていたカネツクロスも、ついに勝つことなくターフを去った。しかし、オレハマッテルゼとは。ただ、「G3くらいには手が届くんじゃないかと密かに思っている」(id:goldhead:20050221#p7)くらいだったので、一足飛びのG1とは、それもスプリント戦とは驚きだ。いやもう、正直泣きますよ。エガオヲミセテは不幸にも子を残せなかったが、オレハマッテルゼの子がターフを走る日がくる可能性が高くなったし。
 ただ、馬券的に軽い後悔があるのは、相手。ラインクラフトは正直軽視していた。それに加え、七枠、八枠に「抑えたいけど馬連で点数ばらまきたくない」馬が集結していて、枠連での抑えになってしまったということ。本線はリミットレスビッドで、キーンランドスワンネイティヴハートに厚かった。穴狙いすぎたか。ただ、単勝単勝なのでよかったのだ。久々に。
 しかし、この馬やプリサイスマシーンラインクラフトが楽に追走できるペース。テレビのレース解説が言っていたように、A級スプリンターが抜けた後、千四くらいのタイプが台頭できる競走になったのだろう。俺はスプリント戦線の拡充路線をあまり面白く思っていないが、かといってG1でこのメンバーは正直寂しいところもあった。そのおかげでオレハマッテルゼにお鉢が回ってきたのだから、それはそれでオッケーだったが。
 いや、それにしても楽しみが広がった。何せ俺は桜花賞アサヒライジングと決めているのだ。そこへ来てヨシトミが六年ぶりにG1ときたもんだ(カフェオリンポスのJDDはノーカウント? となると、カッチーのグレイスティアラもやはりノーカウントか?)。次もあまり考えなくて良いから、必死に逃げて、必死に勝ってくれ。期待してるぞ、関東のエース!