ラブワゴンでエレクション、中出し編

goldhead2006-03-27

http://yokohama.open-web.jp/sokuho/sichou/kaihyo/frame1105.html

中田宏  無所属 834,815 83.68
松川康夫 無所属 144,208 14.46
遠藤けんじろう 無所属 18,607 1.87

 俺はすっかり横浜市長選のことを忘れていて、競馬帰りにふと立ち寄った。案内はがきを持っていなかったが、名前と住所と誕生日を告げるだけで投票できた。誰に投票したか日記で公表すべきだろうか。書いてしまえ、「遠藤けんじろう」に有効票だ。理由は選挙前に書いた通り(id:goldhead:20060315#p2)で、こんな選挙、やるもやらぬも結果は決まっていた。この中田現職市長への自民・公明・民主・ネットワーク相乗り状況下で、それを覆せる候補なんぞいやしない(居たとしたら「無所属新人・小泉純一郎」くらいだろう)。それへの対抗馬が共産党だけではあまりに空しい。そういう点への抗議もある。「だからといって素性がよくわからず、政治の経験もなく、政策の具体性に欠けるような人間に投票するのは無責任ではないか」という考え方もあるだろう。その批判は甘んじて受ける。これが果たして選挙民としての誠実な投票動機と言えるのかどうか、自分でもわからない。「市長にふさわしい人間は誰か」という判断ではなかった(それでいったら中田に入れるしかない)。しかし、それでも俺は投票棄権よりも投票した方がマシだと思い(すっかり忘れてはいたが)、カウントされない白票よりはカウントされる有効票の方がマシだと思ったのだ。そして、政令指定都市の選挙に候補者二人、という事態を避けた遠藤氏の立候補を意気に感じた(感じただけで、彼の意図は知らない。こないだ亡くなった‘月光仮面’氏はあえてそういう意味での立候補をしていたというが、遠藤賢次郎氏こういう受け取りかたは失礼なのかもしれないことを断っておく→http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kanagawa/archive/news/2006/03/11/20060311ddlk14010272000c.html)。他の18,606人の横浜市民がどういう意志で遠藤氏に入れたのかわからないが、俺の動機は以上のようなものであった。
 ……投票は常に後悔を伴う。今回はレアケースだが、投票するたびにじくじくと後悔が残る。その点、勝ち馬投票はなんて明快な世界なのだろう。自分の投票の痛みは、目に見える形で自分に戻ってくる。自分の投票の喜びは、目に見える形で自分に戻ってくる。確定の赤ランプ、払い戻し金、そして次のレース―。