自民党、公明党の与党に入れるのは嫌。維新も嫌。かといって他の野党もそれぞれに嫌なところがあって、本当に入れるところがねえ。どうしたらいいんだ……。
と、思っていたのが一ヶ月前くらいだろうか。比例はともかく、とりあえず選挙区の話だ。やはり最初は大手政党の話から出てくるもので、そんな風に思っていた。神奈川選挙区に出てくる候補者は五、六人くらいじゃないのか。選びようがないんじゃないのか。あ、一人YouTuberの無所属立候補者？ もう、この人に入れようか？
とか、思っていたら、こういう状況になった。
五枠（五枠目は欠員によるイレギュラーで任期半分）に対して二十二人の立候補者。選挙ポスターの看板が立てられたとき、「こんなにたくさんいるのかよ」と思ったら、ギリギリじゃねえのか。選管だかどこだかわからないが、読みが当たったな。ナイス。
とはいえ、立候補者が増えたら投票したい候補者が出てきた、と言えるわけでもない。むしろ混沌。まあ、だれも出ないよりこっちのほうがいい。いいに決まっている。
で、「無頼系独立候補」、いわゆる泡沫候補や泡沫政党を非常に尊いと思うおれなのだが、とりあえず「だれが人気しそうか」という話になると、大手政党の話ばかりになってしまうのはとりあえず勘弁願いたい。「無頼系独立候補」についてはこちらから。
で、どんな感じなんだろうか。やっぱり自民党、というか三原じゅん子は強いだろう。おれは好きではないのだけれど、多分勝てる。だれだかよくわからないが、五枠もあったら公明党の一人候補も当選することだろう。これもたぶんそうだ。自民二人目の浅尾慶一郎はどうなのか。神奈川では名前の知れた政治家ではある。直前になって新潮のスキャンダル報道ぶっ込みがあったが、やはり強いのでは？ これで三枠。神奈川で名がしれたといえば、元神奈川県知事で、横浜市長選にも顔を出した松沢成文、維新の人気も侮れないし、上位に来るかもしれない。これで四枠。
と、この読みが当たっているかどうかわからないが、五枠目がよくわからない。共産党の浅賀由香候補はそれなりに名前が浸透しているような気がするが。
……って、野党第一党の立憲民主党はどうなんだという話になる。これが、二候補を立ててきた。しかし、「分裂」、「共倒れ」なんて言葉と一緒に語られる具合だ。最初から出ることが決まっていたっぽいのが寺崎候補。相模原あたりで市議から県議と叩き上げてきた人らしい。そして、もう一人は水野素子候補。県連が「女性候補を」と強く推したらしい。東大法学部卒のあとJAXAにいた人で、技術畑ではなく法務関係。Wikipediaによれば「宇宙法に関する日本有数の実務研究者」とのこと。
これ、寺崎さんにしたらたまらんよな。いきなりなんかすごい候補が身内から出てきた。宇宙から降ってきた。
おれは数字から票読みなんてことはできないが、さすがに野党第一党の候補、単独なら五枠もあれば当選できたんじゃないかと思うわけだ。が、どうもあやしい感じだ。おれは立憲民主党支持者ではないけれど、これがどうなるかは気になるところだ。
で、おれが誰に入れるのか。これはまだおれにもわからない。「ぜんぜん候補者が出ないんじゃないのか」と思っていたら、一気に情勢が変わったからだ。右派の政治団体に入れる気も今のところないが、じゃあどうする？ というところ。
実のところ、「もうこうなったらべつに支持する理由もないけれど、政党要件死にぎわの社民党に入れてやろうか」とか思ったりもしていたが、それもどうかと思いつつある。ちなみに、社民党は選挙区の方に「立候補者出せないよー」と泣き言を言っていた（神奈川新聞で）ような気がするが、結局一人擁立してきた。うーん。共和党に入れるか。それはねえか。
というわけで、自分の投票行動についてはいまだわからず。選挙公報でも読んで決めるよ。それじゃあ。
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こういう本読むとね、NHK党の中身は好きじゃないけどNHK党を黙殺するような態度はもっと好きじゃないなとか思うようになるよ。
