……フルゲート16人まで準備していたが、結局8人。それでも過去最多の立候補者。
というわけで、また横浜市長選2020の話。
おれはべつに横浜の政治に詳しいわけでもないし、まあ適当にやっておいてくれよくらいの市民なんだけれど、今回の選挙にはパニックになっている。いや、パニックといっても、まあ適当にパニックになっているだけなのだけれど。ああ、ただ、三原じゅん子が立候補したら、三原じゅん子に対抗できる陣営を積極的に支援しようとは思っていた。どんだけ三原じゅん子嫌いなんだ。
で、今まで有力候補について書いてきたので、それについては上の記事でも読んでください。
あ、でも、有力候補ってだれだ? というのもわかんなかった。したら、こんな記事が出た。
小此木氏わずかに先行、山中氏ら猛追 横浜市長選情勢調査 [横浜市長選挙]:朝日新聞デジタル
過去最多の8人が立候補した横浜市長選(22日投開票)について、朝日新聞社は9、10の両日、電話調査を実施し、取材で得た情報と合わせて序盤の情勢を探った。元国家公安委員長の小此木八郎氏(56)がわずかな差で先行し、元横浜市立大教授の山中竹春氏(48)と、4選を目指す現職の林文子氏(75)が激しく追う展開となっている。元神奈川県知事の松沢成文氏(63)らは苦しい。有権者の半数強が投票態度を明らかにしておらず、情勢は変わる可能性がある。
先行に猛追って、この手の情勢記事最初じゃないの。まあいいや。どうも小此木vs山中vs林の三つ巴という感じになっているらしい。いや、小此木のリードが半馬身なのか一馬身なのかわからんけど。この三人については……だれにも入れるのは嫌です。理由知りたければは過去記事でも読んで。読まなくてもいいけど。
それで、今回はあまり触れてこなかった他の候補者について考えてみようかと思ったんだけど、こういう情勢が出てきてはな、とも。死に票よりは嫌がらせ票(?)、みたいな思いはある。だれを一番嫌がらせたいか。要するに二番目に嫌いだけど一番嫌いなやつを落とすために一票、だ。世界に二番目に弱くてもいいという刃牙理論だ。違うか。まあいいや。
つーか、なんかちょっとコロナで延期ということにして、立候補者入れ替えてくれないかなどと……。
そんなこと思いつつ、選挙公報が市のサイトにアップされていたので読んでみたり。今まで触れてこなかった候補に触れてみたり。
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/senkyo/data/20210822_mayor.files/senkyokouhou.pdf
福田峰之
元自民党。小選挙区で江田憲司に負け続けたけど、比例復活で当選して副大臣にまでなった。でも、希望の党に行ってみたら瓦解して議席を失った。なんとなく勝負弱そう。ちなみに、IR賛成派は林市長以外にもこの人がいる。デジタル化で「市民を一度も市役所・区役所に行かせない」らしい。それはそれで相談に乗ってくれるのかどうか不安な感じもあるのだが。
田中康夫
「12の取り組み」……ちょっと多くね? いや、やりたいことが多いのはいいんだけれど、「横浜駅に電動カート導入」とか、細かすぎるような。それって区長レベル(特別区ではないので横浜の区長に選挙はないけれど)というか。いや、電動カートが良い悪いではなく(たぶん良いのだろうけど)、もうちょっとビシッとでかい方向性みたいなものを、みたいな。6つで十分ですよ、という感じはする。ただ、公式サイトとかあんまり見てないのでまたいずれ。ん、ちょっと見たっけ。動画が多いからあまり見なかったんだ。動画は時間食うから嫌いなんだよ。で、そうだ、上瀬谷跡地に「医療・保健」「消防・救急」統合型レスキュー拠点とか、みんな統合型好きだなとか思ったりしたんだった。
坪倉良和
水産仲卸会社社長。「山下ふ頭を食のパークに」というのは、なんというか林のカジノ付きIRや山中(藤木幸夫)の大規模ハーバーリゾートや松沢成文の英語テーマパークに比べると、実に現実的というか、この時代(コロナの時代という意味でなく、デフレ時代?)の身の丈に合っているというか、失敗しなさそう、という印象を受けた。選挙戦はちょっと厳しそうだが、この手堅い案は当選者がパクってもいいと思う。
太田正孝
横浜市議当選11回、40年の実績、らしい。今回選挙公報を読んでいて一番ビビったのがこの人の公約だった。
●道志村との合併
ええー、山梨県に攻め込むの? 戦になるの? 飛び地だけど進軍路は確保できるの? 町田市と相模原市は味方につけたの? などと勝手に盛り上がってしまった。
が、Wikipediaで道志村を調べるとこんなことが書いてあった。
2003年(平成15年)6月12日、道志村村民 653名(全住民の3割超)の賛同をもって住民発議され、横浜市に合併を申し入れた[4]。しかし、距離のある越境飛地となり、また村議会や山梨県や神奈川県の賛同も得にくい状況であったため、横浜市側から断ることとなった。
……というわけで、おれは投票態度を明らかにしておらず、おれのなかの情勢は変わる可能性がある。
以上。