衆院選2021 神奈川一区民の思うこと

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これは元横浜市庁舎なのであまり関係ないですね

神奈川1区 - 第49回衆議院議員選挙(衆議院議員総選挙)2021年10月31日投票 | 選挙ドットコム

 

出馬表が出て一週間とちょっと経った。おれが投票するの小選挙区は神奈川一区である。立候補したのは三人である。

松本純……野毛育ちの地元民。麻生太郎の子分。元国家公安委員長までやったベテラン。小選挙区で強い。コロナの緊急事態宣言下、銀座で飲み歩いていたのがばれて離党。銀座三兄弟の長男(たぶん)。弟は横浜市議で、こないだの横浜市長選挙では小此木八郎ではなく林文子を応援していた。今回は無所属での出馬となるが、安倍晋三麻生太郎などが応援に駆けつけ、ポスターにも安倍の顔写真入り。実質自民党。禊の選挙というやつで、当選したら絶対に復党する。

 

・篠原豪……立憲民主党小選挙区松本純にかなわないが、比例で復活して衆院二期。まだ若い。経歴を見てみたらおれの通った中高の先輩。すごくたくさん法案を提出したらしい。

 

・浅川義治……日本維新の会。新顔。プロフィールを見ると、「平成維新の会」から複雑な経歴を経て(なんかいろいろあった日本の政党の歴史になっているようでもあり、見てみてください)今回の出馬。

 

で、はっきり言ってちょっと浅川さんは厳しいかなと思う。衆院7期と2期の現職に新顔が割って入るのは難しそうだ。べつに日本維新の会にすごい追い風が吹いているわけでもない。まずは顔を売るところからだろうか。

松本純は強いだろう。いくら離党して名目無所属とは言え、だ。おれなどはあとから来た横浜市民なのでわからないが、地元の大物だ。しかし、今回は逆風が吹いている。一つには自民党への逆風。隣の神奈川二区選出で、現役の総理大臣だった菅義偉が応援した小此木八郎横浜市長選挙で敗れたのである。その菅が降りて新内閣……もいまいち支持率が高まらない。そして、二つにはやはり不祥事だ。神奈川新聞によれば、演説していたら、「銀座でやれ!」という野次が飛んだらしい。まだコロナは終わっていない。

で、篠原豪だ。実のところ、今回は小選挙区で勝ち目があるのではないかと思っていた。実質自民党でも、選挙戦となると組織力とかいろいろあるだろうし、敵失は大きい。チャンスじゃないのか。

そんでもわかんないのは、浅川さんの存在だ。前回の選挙では松本、篠原に加え、元鎌倉市議で、元逗子市長で、元衆院議員だった長島一由さんが希望の党から出ていた。長島さんのほうが名前の知れた候補ではあったが、松本、篠原についでの三着。でも、いくらか票は割った。

今回も、与党対野党一騎打ち、のところに維新の会だ。これが、どう票を割るのか。ほぼ与党系といってもいい維新の会。「今回は松本純には入れたくないな」という自民支持者が「じゃあ維新に」といって自民党の票を割るのか。あるいは、「松本純には入れたくないけど立憲民主党は嫌だな。じゃあ維新に」といって立憲民主党の票を割るのか。それともそれとも両方から同じくらい取るのか。

新聞各紙などの事前予測では、おれとしてはけっこう意外なことに篠原豪の優勢が伝えられている。さあどうなる。

とか、思っていたら、こんな記事を今日見かけた。

立憲民主党・篠原豪氏 横浜市民の署名簿を自らの政治活動に不正流用! 元秘書が明かす“手口”(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース

篠原氏の元秘書が語る。

神奈川1区、元衆議院議員の篠原豪氏が署名を目的外利用していたのです。今回の活動にのみ使用すると明記して集めていた署名ですが、そこに記載された住所などの控えを秘書に作成させていました」

 事態が発覚したのは、署名活動後に篠原氏が署名者に出した手紙が発端だったという。

「篠原氏は署名活動後、多数の署名者にお礼状を出しています。中身は『皆さんのご協力で19万何筆署名をいただきました。この民意を反映させるべく頑張ってまいります』というような内容です。

 署名活動後の年明け、篠原氏の事務所からお礼状が届いたある方から、抗議の手紙が届きました。『篠原の事務所からこんなものが届いた。自分は篠原の支援者でもないし、自分の家に届くのはおかしい。署名簿を流用したのではないか』と。署名簿は、活動後は使用しないという趣旨が明記されていましたから、これは当然のことです」(前出・元秘書)

それで立憲の真山勇一参議院議員が詫びに行ったし、真山もそれを認めているので、これはまああったことだろう。

……なにやってんの? 

「目的外利用をしたことは事実か」「その後のヒアリングで、秘書が勝手にやったことだという回答をしたのは事実か」という旨の質問状を篠原氏の事務所と立憲民主党本部へ送付したが、返ってきたのは予想外の返答だった。

 篠原氏からの回答は「それぞれご指摘の事実はございません」。立憲民主党本部は「ご質問事項については事実確認を含め、個別に当該議員事務所において対応がなされるものと考えます」とするのみだった。

で、この返答である。下手に認めてゴタゴタせず、追い風を受けてとにかく小選挙区で勝ってしまえという感じだろうか。

なんかちょっと、やったことも、対応も、よくねえな。法律に触れるかどうかとかはわからんけど、やってることが雑だしそもそもよくないやんか。はっきり言っておれは立憲民主党から出て当選した山中竹春現市長も「なんかこいつうさんくせえな」と思い続けている(投票もしなかった)が、横浜あたりの立憲民主党大丈夫なんか?

大丈夫なんか? と思うのも、おれは篠原豪に前回も投票したし、たぶん今回も投票するだろうからだ。もう時間もないが、ちょっとはましな弁明なり詫びなりをしてはくれんものか。

あと、比例の方はどうしようか。いつもは共産党にポイッと入れてきたが、こないだ見た党幹部の嫌な感じの物言いを聞いて、ちょっと嫌な感じになっている。こちらは今のところ白紙。白票は入れないと思うが。

 

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