ワールドカップ:アルゼンチン対メキシコ

goldhead2006-06-26

http://fifaworldcup.yahoo.com/06/jp/w/match/template.html?id=50
 素人なりに好感を持っているチーム同士の対戦となってしまった。しかし、アルゼンチン応援、テベス応援は大会前に決めたことであり、そういう思いで見た。手もとの予想本では、コンフェデの結果から「51%アルゼンチン勝利」。まさにそのとおりの激闘、結果として、俺にとってすばらしい試合となったように思える。
 先制はメキシコ。大黒柱ラファエル・マルケスのゴール。これが試合を面白くした、と言えるかもしれない。が、しかし、あっという間に奪い返すアルゼンチン。これは一見ボルヘッティオウンゴールにも見えたが、たしかにクレスポの足も触れている。こういう場合は攻撃側を取る方針らしい。そっちの方が後味もいいか。ヘディングとキックのツインシュートと対する目に遭ったキーパーは不運だった。そのあと、やっと試合が落ち着き、一進一退の攻防になった。
 そうだ、ボルヘッティ、前回のポルトガル戦(id:goldhead:20060622#p1)では見ることのできなかったエースストライカーのハレド・ボルヘッティ。さすがに北中米カリブ海の得点王、存在感と高さあったわ。しかし、それよりもなんというか、ひょうひょうとしたというか、ニヒルなというか、そんな風貌にもひかれるものがあった。高さがないといわれるメキシコで、彼とフォンセカの占めるあたりの大きさを感じた。
 でもって、結局後半になっても同点のまま、テベスびいきの俺はテベステベス念じていたら、ちゃんと交代してくれたのだから驚き。もっとも、世間的には「リケルメ体制の中でアイマール投入」の方が驚きだったようだ。で、テベス、何度か侵入を試みるも、やはりメキシコの守りは堅い。簡単には抜けない。その後メッシも投入、なんて厚いサブのメンバー。しかし、メッシも持ち前のスピードで突入するが、メキシコは堅い。それで、俺などの門外漢は、ここでアイマールがどう働いたのか、あるいはきしみが出たのか、そのあたりはぜんぜんわからない。リケルメが冴えていなかったといわれれば、そうなのかな、とか思う程度。
 一方のメキシコの選手交代は残念だったか。本来投入したい切り札があったようだけれど、故障で二枚使ってしまった。運動量多く、負担のかかるスタイルだけにしかたないか。一枚の切り札であるジーニャは何度かアルゼンチン守備陣を脅かしただけに、惜しいように思える。しかし、次から次にいい選手出てくるね。
 えーと、それで延長になった。サドンデスあらためゴールデンゴールでもなく、前半に点が入ったら前半までのシルバーゴール(だっけ?)でもなく、とにかく延長は延長で全部やる形式。どういう経緯でこうなったのかわからないが、選手にはきつそうな話ではある。素人目には、突然死の緊張感が面白いように思えるが。
 で、一発決めてたのはマキシ・ロドリゲス、華麗すぎるボレー。早朝、ヘッドホンつけた俺、思わず堅くガッツポーズ。いやあ、すげえや、まったく。パスのつなぎでうまくいかなければ(テベスの笑った、三点目を狙った連携とかすげかった)、個人技で。しかもなんというか、のりにのってるよ。
 もちろん、メキシコも最高だった。動きの激しいキーパーのオズワルド・サンチェス、ネクタイがまたもやナニワテイストだったラ・ボルペ監督、また、どこかで会おうぜ。
 それはそうと、縁もゆかりもあまりないアルヘンティーナをわけもなく応援する俺、早くもドイツに敵対心を燃やしたり。向こうも前評判の低さを返上しての快進撃。ぜったいに見逃せないぜ。地上波で放送してくれるんなら。