岡田総帥とザ・ダービーはセットやで

goldhead2006-08-04

http://www.nikkansports.com/race/p-rc-tp0-20060804-70446.html

来年のプランにも言及し「本当に能力があると確認できたら、英国ダービーを考える」と話した。

 それって何のマイネルエナジー? もしくはマイネルエクソン? ……というわけで、‘第二のコスモバルクインパーフェクトエプソム競馬場への道が用意された! いや、気が早いというかなんというか。けど、夢は大きく語った方がいい。どこかの牧場の人が「最初から条件戦で勝ち負けできる馬を作ろうとしても未勝利場になるだけ。ダービー馬を本気で作ろうとして、やっと勝ちあがれる馬が作れる」とか言ってたしさ。イギリスダービーを目指さないで、どうして函館2歳Sが勝てようか。いや、なんか違うか。まあいいや。
 それにしてもなんだろう、まだまだ壮大なホラ話に近いけれど、あるいは将来、普通にイギリスダービーとかいう話にもなるんだろうかね。俺の競馬歴も十年ちょっとだが、その間に海外挑戦もずいぶんかわった。フジヤマケンザンの香港で大騒ぎしたのはいつのことか(ところで上の写真、左から四番目が森秀行師だと思います。競馬ファンなら、この距離からでもわかる)。まだ、キングジョージクラスの、超G1、SG(?)の壁は破れていない。ものすごく厚い最後の壁かもしれないが、近くまではきている。あるいは、ディープインパクトが粉砕するかもしれない。驚くべきこと。そう考えると、やはり岡田総帥のような人の遠い夢というやつは、確実に日本競馬を牽引している。『血と知と地』(ASIN:4839912971)で読んだ吉田善哉もすさまじい人物だったが、そういうのが必要なんだろうな。で、その吉田家の跡継ぎも、この総帥も、そのあたりはまだまだガツガツしているし、熱いものを感じる。他のスポーツにはあまり感じないような、生々しい野心。小銭をかける身近なレースのその先に、そんな熱さがあるから競馬は楽しい。