熱発競馬
熱発でこの週末はひきこもり。それでも東スポは買いに行ったりして、めずらしく前日から予想などしている。メーンはスプリンターズステークス。勝負になってもおかしくない香港馬2頭に夏の上がり馬、ここのところのスプリントG1上位馬などたくさん出てきて人気も割れ気味。
……と書くと、なんかすごく楽しそうなんだけど、出馬表からそんなにぐっとくるものを感じ無い。ふしぎ。東スポ本紙館林勲の予想文の書き出しなんてこうだ。
完全に停滞期のスプリント路線。
まあ、もはや競馬を線として見ることのできない俺にも、なんとなくそんな雰囲気はわかる。そして、なんで短距離路線の整備したのにそうなっちゃったのか不思議、とか思ってる。むろん、レーティングだとかスピード指数だとかなんだかとかの根拠があって言ってるわけじゃないんだけれども。ただ、なんかパッっとしねえな、みたいな。
どこにいったかセンターフレッシュ
それで、やっぱり出馬表見て感じるのは、なんかこう、フレッシュさが足りない。センターフレッシュが。 センターフレッシュ。ダービーで穴人気な。ミツルリュウホウとかとな。そのあとのラジオたんぱ賞ではビワタケヒデで勝負して勝った覚えがある。そのセンターフレッシュ、最後、荒尾で競走中止になってる。勝ち馬欄にはバンブーマリアッチ。開いてみればイヴニングスキーなんて名前も見える。
いや、センターフレッシュは関係ないんだけれども、井崎脩五郎が「そりゃホントか井崎亭」で面白いデータを書いていた。6歳以上を高齢馬として、その「ジジ・ババ率」がこのレース81.2%だという。1967年にスプリンターズステークスがはじまってから、2004年まで40%超えが一度もなかったのに、その後は毎年40%を超えてるという。べつに右肩上がりというわけでもないのだけれども、なんとなく傾向が変わったんだろう。
しかしなんだ、井崎さんは6歳以上を高齢馬としてるんだけど、その基準ってどうだろうか。俺にはしっくりくるが。いや、頭の中で「旧馬齢で7歳」って換算してるので、ワンクッション挟んでるわけだけれども。そう、なんかわかんないけど、7歳から高齢馬って感じがあった。なんとなく能力も割り引いて考えちゃう感じ。それで、そこから来る偏見で、たとえばキンシャサノキセキが重賞連勝でG1まで勝っても、あんまりフレッシュ感を感じないところがある。世間がどう見てるかは知らない。ただ、なんか高齢馬がな、と。
でもまあ、最近じゃそうも言えなくて、と、さっき「高齢馬」とかで検索して出てきた2chのログがこれなんだけれども。
1 名前: 高齢馬研究家 投稿日: 01/10/09 02:30 ID:.fiTc0dE
高齢馬についてじっくりマターリ考えるスレ
近年、短距離、長距離に関わらず高齢馬の活躍が多い
果たして競走馬のピークとは何歳なのであろうか、それを考えたい
この近年が9年前だし、もう出尽くした話題か。しかし、ある程度懐かしい名前が並んでるな。でもまだ、このころは「軒並み高齢化」という感じでないような。どうだかわからんが。
俺が「高齢活躍馬」で意識するというか、刷り込み的にイメージされるのはフジヤマケンザンで、フジヤマケンザンはレアだった。あとは、オノデンリンゴが死んだ京王杯オータムハンデ(今でも48kgの軽量ハンデ馬が大逃げ打つと、すこし嫌な予感がしてしまう)でジェニュインを撃破したドージマムテキとかな。そのときは旧年齢6歳だったけど、その後も長く現役をつづけたので、おっさんのイメージが強い。ほかには、ミスタートウジンの名前も出さなければならないような気もするが、若干カテゴリが違うようにも思う。
競馬の距離別なんて
と、しかしなんだね、スプリントG1で高齢馬ばかりというのも。……って、本当ならば全競走における高齢馬出走率、距離別の馬齢別出走率、スプリント重賞の、スプリントG1の年度別……っていろいろ検討しなきゃいけねえんだろうけど、べつにこれ俺の感覚の書き置きだから無視すると、やっぱりこう、フレッシュ感がね、などと思う。まあしかし、短距離=フレッシュというのもどうなのか。なんとなくこう、陸上選手の短距離というと若い人が強そうで、マラソンとなるとベテランが強いみたいなイメージ(とうぜんこれも根拠となるデータなし)に重ねあわせてるんだけどもさ。ほら、競馬の中では短距離と長距離とか平気で言うけど、1200mと3600mにしたって3倍違うだけ。100m走とマラソンじゃ、すごい倍違う。
つーとまあ、陸上にたとえるなら100mと400mくらいか。Wikipediaによれば、400が短距離に区分される最長距離らしいし、ぴったりの比喩かもしれない。それで、マラソンとかはよう知らんけどエンデュランスとかいうのかな。とか思ったところで、前も競馬と400mについて書いたような気がする。
まあ、内容が違うからいいや。同じでもいいんだけれども。
それで予想なんだけれども
話が42.195kmくらい逸れたけど、いま走って帰ってきて今年のスプリンターズステークス。フレッシュさが足りないといっても、まあジジ・ババ(騙馬はどっちに入るんだい?)も近走馬券になってるしな。そんで、いったいなにを買おうね。なるほど、本紙・館林がかなり冒険の◎打ってるみたいに「これは10回走ったら10回着順が入れ替わるような面子だから、人気薄からいっとけ」みたいなスタンスもいいかもしれない。あるいは、ふつうに人気割れてるんだから、どっから入ってもいいみたいな。で、せっかく年齢の話をしたのだから、「南半球産7歳馬」キンシャサノキセキなんかが面白いかもしれないが、さあどうだろ。4連勝で高松宮記念勝って、復帰戦取り消し。馬場が悪くなってもこなせるかもしれんが。
どうせ実績を重視するなら、人気の無いローレルゲレイロのほうがいいか。いや、単勝の差はあんまりないけど。こう、内を粘り込むようなのが、馬券に絡むとして、このカネツの勝負服がだね、粘るのは悪くないと思う。今のところローレルゲレイロは買う。
香港馬2頭はよくわかんない。グリーンバーディーの前走はめずらしくリアルタイムで見てて感心したけど、感心したとおり来るものかどうか。だいたい、デュプレシスとかいう舌かみそうな名前のやつ、また下手打つかもしらんじゃん。そんで、ウルトラファンタジーにいたっては、エンコスタデラゴ産駒とか言われても困るみたいなところがあって。いや、海外競馬通には有名なのかもしれないが、エンコスタデラゴ。このへんは、人気もしてるし、ちょっと軽視とかして。
唯一若いダッシャーゴーゴー。前走はめずらしく馬券をとらせてもらってありがたいやつなんだけど、サクラバクシンオー産駒がこのレース不振というのがちょっと気になる。ただ、このあたりが頑張ってくれると、フレッシュさも出てくるみたいなところはあるはず。枠もうまいこと行けば有利だし(どの枠でもそうだが)。
ワンカラットはといえば、これもあんまり人気にならないタイプだろうか。いや、断然の1番人気が似合わないというか。堅実に来るかな。来そうだな。でも、俺、この藤岡騎手とはあんまり相性よくねえんだ。……って、これは根拠がすぐ見られるので見てみたら、今年については258%の回収率があったので、悪くないか。
サンカルロ。サンカルロはなんか妙だ。ようわからんが、妙な感じがする。なんか穴人気してる感じがする。けど、ちょっと足りないけど、やっぱり穴人気して、あんまり来ないような気がする。実は、足りていないんじゃないかと、そんなふうにして切っておきたい。
あとはもう、もうたくさんいるな! ビービーガルダンとか切るに切れないところだし。ヘッドライナーとかも、なんかこう、先行争い激しいから切りだな、とか思ってて、実際激しくなって、でもなんかわかんないけど、一頭残ってるみたいなケースとか。それで、「なんでそいつが粘って、こっちがバテるの?」とか思っても、とくに理由見つからないしみたいな。やっかいだな!
まあ、天気のこともあるし、わけわからんから、また直前に決めよう。おしまい!