世の中そんなにうまくいくものだろうか?

 新庄剛志を見ていると、そういう疑問が浮かばざるを得ない。今朝の日刊スポーツの独占インタビュー(ただし日本シリーズ前と思われる)などを読んでいても、そう思う。彼は何にも考えていないようでもあるが、そういうわけでもないが、かといって人智の及ぶような結果には、いや、人智が考え得るものの、実現しなさそうな筋書きを実現させてしまう。やはり世の中には合理性の一歩向こうの流れがある。
 というわけで、天皇賞(秋)は北海道に乗ってコスモバルクでいいんじゃないだろうか。武蔵野ステークスは父クロフネの来た道をなぞってフサイチリシャールでいいんじゃないだろうか、という思いになるのも致し方ないところだろう。
 とはいえ、天皇賞にはもう一つ大きな波がある。言うまでもなくこの競走が‘悠仁親王殿下御誕生慶祝 第134回天皇賞(秋)’であること。すなわち、俺のような‘ときどきタカモト派’には何か余計なことを考えずにはいられなくなるような競走なのである。
http://keiba.yahoo.co.jp/scores/2006/05/04/08/11/denma.html
 まず、慶祝というからにはめでたさが重要。帽子の色は白い一枠に赤い三枠で紅白。八枠の末広がりも注意……って、去年もそんなこと書いていたような。
http://d.hatena.ne.jp/goldhead/20051028#p4

 今年の出馬表を見る。やはり一枠一番ヘヴンリーロマンスが気になる。何と言っても紀宮様のご成婚こそ一番の話題。白無垢の帽子を被った牝馬のロマンスは無視できない。

 こんなことを書いておいて外したような。いや、だからこそ検討せねばならないのだ。とにかく祝賀の一枠。アサクサデンエンか。デンエンといえば田園。て、これも去年と一緒か。

もう一頭忘れてはならないのはアサクサデンエン記紀の逸話や新嘗祭を繙くまでもなく、天皇と稲作は密接な関係にある。

 どうよ。そして一枠もう一頭はカンパニー。ここは「会社」ではなく「仲間、友人」の意味でとるべき。すなわち、友人→ゆうじん→悠仁親王殿下のお名前の音読み、というわけである。一枠すごく注意。
 そして紅白の紅、三枠。ここにはローエングリンの名が見られる。ローエングリンの母の父は……って、前も書いたな。
http://d.hatena.ne.jp/goldhead/20060906#p2

ローエングリンの母父Garde Royale、ガルドロイヤル、フラ語から英語に移せばロイヤルガード。

 おまけに、鞍上が柴田善臣。善き臣下の護衛とくれば、忠誠度100といわざるをえない。さらに同枠のトリリオンカットと調教師同士の名前の末尾をつなげれば「孝徳」となり、これは孝徳天皇を意味する以外には考えられない。孝徳天皇は仏法を重んじ、日本国で初の元号を用い、大化の改新を成し遂げられた天皇である。これが意味するところは、三枠も超注意。これに、ただ一頭の天皇賞馬の息子であるインティライミでも押さえておけば(追記:東スポを見てみれば、爆笑問題田中裕二が同様の指摘をしており、さらに「一番人気で七着に敗れた京都大賞典からの巻き返し」と説得力があった。念のためにいうが、田中の予想のメーンはタカモト的ではなく、これは余談のようなもので、いつもいたってスタンダード。で、これは吉兆か?)問題はない。
 あとは、当日の馬場と清水成駿の予想とオッズ次第だな、うん。