2008年の天皇賞(春)だぜ

 秋の天皇賞は勢い、春の天皇賞は格……といった物言いは今も通用するのかどうか。イングランディーレスズカマンボなどはあやしいような気もする。もう言わないのかもしれない。でも、ここがG1初勝利としても、メジロブライトくらいの何かがほしいところ……とかいう意識が邪魔をするのか。

 さあ、出馬表を見よう。む、サンバレンティンアドマイヤフジサンバレンティンアンデスの最高峰、フジといえば富士山。ともに山の名前だ。続いてアドマイヤモナークホクトスルタンモナーク、スルタンともに君主、支配者を意味する。そしてさらにトウカイエリートアドマイヤメイン、これは……えーと、なんだろう、わかるか、キバヤシ? わからないか。わからないな。しかし、メイショウサムソンドリームパスポートとドリームパートナーに挟まれていて縁起は良さそうだ。じゃあトウカイトリックポップロックアイポッパーに挟まれていてポップが良い。なんだポップって。最後の枠はアサクサキングスアドマイヤジュピタ、王と冥王星で王つながりというのはある。タカモト派によれば天皇賞は王や皇帝、ロイヤルに注意なので、三枠と八枠に注意すべきであって、まさに嘘のサンパチ、お後がよろしいようで。
 ……などと馬名に逃げるのはまったくレースが見えていない証拠であって、俺は今後重賞レースで馬券が当たる気がいっさいしないのである。