ファッキン・ドラフト・オラエー

http://www.nikkansports.com/baseball/professional/draft/2006/p-bb-tp1-20061122-120125.html

「逃げているんだったらウエーバーの意味がない。本来のウエーバーになってきているんじゃないの」と同GM。

http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20061122&a=20061122-00000068-sph-base

バレンタイン監督は「横浜に行くことを考えるべき。球団が損失を受けるところを見たくない」と潔く進言。

 カープファンとしては満点といってもいいらしい今年のドラフト。それも、棚ぼたといってはなんだけれど、他球団の強行合戦のおかげといえるかもしれない。まあ、上野弘文投手に関してはカープも強行だった。でも、あっという間に突撃したマーティは頼りになる。ボビーかマーティも日本語が通じないのは一緒、安心してカープに来てもらいたい(そういう問題でもないか)。
 で、強硬姿勢を崩さないのは日大・長野久義外野手と東京ガス木村雄太投手。どうだろうね、意中の球団以外ならお断りというなら、それも人生。しかし、だ。やっぱり「日本プロ野球に就職する」というもんだと、もっとプロのみならずアマも含めて認識していく必要があると思うんよ(というわりに‘強行’って言葉を使う俺もなんだけど)。こういう入団時のごたごたで金の叩き合いして、ただでさえ赤字体質なのをさらに削り合う必要ないでしょう、と。それで、たとえば長野選手の場合はアマの監督が出てきてオラエー言ってるの見ると、野球ファンは「なんだかなぁ」と思わざるを得ないのよ。
 というわけで、上の、日ハム高田、ロッテバレンタインの態度はセットにして正しいと思うわけだ。ただ、そのあとバレンタインが続けているように、なまじっか「選手が球団を選べる」システムを一部取り入れているところが、あるいは「勘違い」の元になっているのは否めないし、また、FAやポスティングについて整備不足なのも否めない。四国ILが結果を出し始めていたり、それに続く動きがあったりと、球界再編騒動のあとにいい話がないわけでもないし、日本に根を張った野球がそれほど簡単に枯れるわけでもないのだから、うまいこと枝葉が繁っていくことを願うばかりだ。