http://www.nikkansports.com/race/p-rc-tp0-20061129-123177.html
けい養先などは今後の協議で詰めていく。
やはり引退と相成ったハーツクライ。これは、妥当な判断だろう。しかしなんだ、ディープインパクト二着馬の呪い、みたいな観点からいけば、先着してしまったこの馬、ノド鳴りとはいえ無事引退できたのは不幸中の幸い、とか言ったら怒られるか。でも、また周囲の運気を吸い取って肥大し始めたように見えるディープ、有馬も盤石と言えるだろうか？ それはわからない。
それはそうとハーツの行き先。おそらく、日本中で少なからぬ競馬ファンが思っていることだろうが、海外を模索してほしい。最近、日本競馬の血統のことを考えると、「サンデーサイレンスばっかり」の思いで、なにやら息苦しくなるほど。そういう意味で、まだまだサンデーのない広大な沃野が世界中に広がっているのだから、ぜひともそっちに向かって種まいてもらいたい。
「世界でサンデー系を」とかいうと、競馬ゲームみたいだな、と思わなくもないが、サンデーサイレンス自体が非常識な成績を残した種牡馬。その子らも種牡馬として成功しつつあるのだし、あまり絵空事とも言えないのではないか。もしそうなれば、母系がどうかはともかく「日本産」の種馬の血が広がることにもなり、パート1国入り以上に日本競馬の地位を高め、社台グループにしたって損な話ではないと思うだが、どうだろう。まあ、それより何より、サンデーの息苦しさ（これは量の話で、決してアンチサンデーとかそういう気持ちはないです）をどうにかしてほしい。あまり聞いたことはないが、種牡馬のトレードのような形でも、なんとかサンデーを世界に広める、アメリカに返す方向でいってもらいたいな、と。その一翼をハーツクライなんかが担うってのもいいじゃない、ねえ、と。
