22日夕方、01年の皐月賞馬で、昨年のリーディングサイアーに輝いたアグネスタキオン(牡11)が、繋養先の北海道安平町・社台スタリオンステーションで死亡したことがわかった。死因は調査中。
アグネスタキオンが急死 | 競馬ニュース - netkeiba.com
昨夜、噂がかけめぐっていたのは知っていたが……。しかし、あまり驚かない自分に、やはり驚きもしない。なんかわからんが、そもそもそういういものかもしらないが、どうも名馬が早く死ぬのに慣れてしまったところがある。
しかし、最近種牡馬が早死にするような……と、アドマイヤベガが死んだときにも書いていた(id:goldhead:20041029#p3)。気のせいかな。
ナリタトップロードの訃報 - 関内関外日記(跡地)
なんか最近、若くして死ぬ種牡馬が多いような気がする。気のせいかもしれないが。
アドマイヤベガ死亡/タップダンスシチー有馬で引退 - 関内関外日記(跡地)
うーん、どうなんだろうね。気のせいかもしれない、そうでないかもしれない。よくわからん。俺が競馬をはじめたころの印象といえば、大種牡馬ノーザンテースト、トニービン、リアルシャダイなんかはけっこう長生きした印象がある。サンデーサイレンスは早死にだった。あくまで印象だ。
そうだな、たとえば、アグネスタキオンやアドマイヤベガ、ナリタトップロードなどというと、デビューから引退、種牡馬入りまで知っていて、なおかつ死ぬのだから印象深いというところもあるかもしれない。そして、内国産種牡馬がここまで活躍するのは、最近のことだし……、たとえば、リヴリアの死は早すぎて残念だったが、「え? リヴリア死んじゃったの!」というような驚きは、あまりない。
つーか、俺、競馬はじめたときにはリヴリア死んでいなかったっけ? でも、マイヨジョンヌなんかが、どっかローカルで勝ったときに、アナウンサーが「この新潟の地にリヴリアの狂気を刻み込みました!」とか言ってて、なんか好きだったんだな、リヴリア。それで、「これからはダハールの時代だ!」とか思ったりしんたんだけれども、いや、来なかったね、ダハールの時代。
というわけで、なんだかわからないが、えーと、「これからアグネスフライトの時代がくるか?」という話題だっけ。違うか。種牡馬が早死にしているような印象がある、という話か。エルコンドルパサーとかも、もっと生きてりゃ、どんな子を出したんだろうかとか、気になるもんな。
でもまあ、統計っつーのか、データなんつーものもない、印象なわけで、「種付け数が多すぎるから過労で死んだんだろう」とかは言いたくないわな。だいたい、獣医学だって進歩しとるんだろうし、オーナーにとってみれば、目先の一発で今後数年のすごい稼ぎを不意にするような選択もできまい。まあ、たぶん、偶然だろう。偶然だろうけれども、ディープインパクトなんかは長生きするべきだと思う。シンザンくらい生きてもいい。
それで、なんというのか、競走馬アグネスタキオン、種牡馬アグネスタキオンの思い出について語ろうか。と、あまり語れない。なぜだろう? ちょっと競馬熱が冷めていたころだろうか。そうかもしれない。種牡馬としてはどうだろう? これははじめ、ショウナンタキオンやロジックの印象、そしてロイヤルスキーの字面から「非力な早熟」とばかり思っていて、これはえらく損をしたと思う。それで、ちょっと血統で馬券買うようなことはじめて、ガラッと印象が変わってさ、そういう意味で、「これからはアグネスタキオンとのつきあい」みてえにも感じていて、そういう意味でも早世は残念だ。
まあ、ともかく残念だ。サンデーサイレンスの後継、ただ血をついでいるというだけでなく、ポジション的にそうなれたかもしれない存在。いくらさらなる後継と目される馬がいようとも、これは惜しい。SSの血が飽和気味とはいっても、ちょっと桁が違うかもよ、ってところもあったんじゃねえかな。わからんけど。
と、いうわけで、アグネスタキオンの死は惜しい。合掌。そして俺は、アグネスフライトの奮起を期待する。なぜなら、俺は兄か弟かでいえば兄だからだ。ダービー馬が代用ってのもなんだけれども、やるしかねえよ、なあ。
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アグネスタキオン産駒を獲得賞金順に並べたら、ずらーっと「西」が並ぶ。東はカイシュウタキオンがようやく出てくる。これはやっぱり、その、東西格差かいな、とか。