クーリンガー(牡9歳 栗東・岩元市三厩舎)は、2月17日付けで競走馬登録を抹消する。今後は北海道新冠町の優駿スタリオンで種牡馬となる予定。
http://keiba.radionikkei.jp/news/20080214K11.html
交流重賞路線の個性派クーリンガー引退のニュース。そして、こういっては何だが意外にも種牡馬入り。あるいは誘導馬としてぴったりの馬という気もしていただけに意外。ストロングブラッドが種牡馬になれなかった例もあるし。
とはいえ、クーリンガーの方がモダンな(?)血統であるのは間違いないか。父フォーティーナイナーは種牡馬を引退。となると、代替えの一頭として、ある程度の需要は見込めるのかも知れない。フォーティーナイナーの後継では、どのあたりの位置づけになるのだろうか。海外からの輸入種牡馬でいえばトワイニングにコロナドズクエスト、あるいはエンドスウィープを経てサウスヴィグラス、スウェプトオーヴァーボード、まだ先だがアドマイヤムーンなどなど。フォーティーナイナーの内国産直子というと……。
お、クーリンガーが500万円ほど獲得賞金でユートピアを抜いてら。そのユートピアはニューヨークにいるし、あとはビワシンセイキ、マイネルセレクトあたりとの戦いか。マイネルセレクトあたり、華麗なる一族という母系もあるし、案外フォーティナイナーや自身に似たような産駒を送り出してくれたら面白いのだが。まあ、母系でいえばクーリンガーの母父リローンチというのも異系で面白い。がんばってほしい。○父なくなっちゃったけど、なんとかさ。
というわけで、さらばクーリンガー、パドックで彼氏に連れられてきた競馬を知らない女の子が「きゃー、白ーい。白馬ー?」って喜んじゃうような産駒を送り出してくれ、期待してるぜ。