ヒシアトラスの死

http://www.jra.go.jp/news/200612/120706.html

 美浦トレーニング・センター競走馬診療所にて入院加療中であったヒシアトラス号(牡6歳 美浦・中野 隆良きゅう舎)は、12月6日(水)、疾病のため、安楽死の処置が取られましたのでお知らせいたします。

 天を支えるというアトラスの名に恥じぬ、雄大で剛健な雰囲気の馬だった。それが病に斃れるというのだから、世の中どうなるのだかわからない。報道ではしばらく「原因不明の奇病」とされていたが、このJRA発表によれば血管肉腫。よくわからないが、がんの一種だろうか。馬の生き死には競馬の常とはいえ、関係者の悲痛を想像するのもつらい。安らかに眠れ、ダートの猛者。