たけしの愛した数式

たけしのコマネチ大学数学科ウィキペディア
 ゴールデンタイムの番組などめっぽう疎くなって、十時、十一時以降はニュースに合わせること多く、バラエティ的なものは深夜となる。ただし、夜更かしに弱くなったので、すぐに寝てしまう。そんな中で、タモリが町の中をうろついたり、さまぁ〜ずが町の中をうろついたり、みうらじゅんMEGUMIが町の中をうろついたりする、そういった町の中をうろついたりする番組をよく見るのだが、たけしのコマネチ大学数学科もなんとなく見てしまう。
 むろん俺は生まれついての文系であって、何が行われているのかわからん。何を言ってるのかわからん。コマ大の体を張った調査が目的というわけでもない。なんか、たけしが面白い。かぶり物をしたビートたけしでもなく、監督北野武でもなく、数学志向、数学嗜好のマス北野がいる。ある意味、素のたけしなのかもしれないが、素は何かというと、最近の彼の映画のテーマなのかもしれないので、そういっていいのかわからないが(『座頭市』より後は観ていません)。
 俺は数学、それ以前に算数が苦手だ。自分が教科としてやらされるのは、もう本当に涙が出るくらい嫌だ。だけれども、数学的な、科学的なものの見方には尊敬の念を抱く。美しいと思う、かっこいいと思う。あと、75*75をサクッと言えたらモテるんじゃないかと思う。たけしにはいつか、マス北野+北野武としての数学映画を撮ってほしいと思う。それがどんなものか、想像も付かないような、そんな作品を。いや、どこかしら数学はにじみでているのだろうか。オシムのサッカーにも数学があるのだろうか。俺にそれを見抜く目はないのだな。