リナレスが愛する日本はリナレスを愛するか

http://www.nikkansports.com/battle/p-bt-tp0-20070727-233016.html

 WBC世界フェザー級暫定王者ホルヘ・リナレス(21=帝拳)が、正規王者になることが26日、決定的になった。

6階級王者のデラホーヤからは「スターになれる」と後継者に指名された。スター不在の現地では「今後、10年で1億ドル(約120億円)は稼げる」との声も出た。

 こないだ暫定王者になったリナレス、このたび正規王者になったとのこと。しかし、デラホーヤに120億円と言われた……のではないのか、現地の声か。まあ、それにしてもそんな声が出た……のかどうか怪しいが、たとえその1/10でもすごい話。リナレスの試合は、一度だけ地上波で見ただけだけれども、やはりあれが本物なのだな、と。見た目もかっこよく、日本語もしゃべれるし、このあたりもっとプッシュすればいいのに。亀とかじゃなくて。あと、エドウィン・バレロとかも。K-1だって、武蔵のおかげで人気があるわけじゃないぜ。人々の心をつかんだのは、フグをはじめとした外国人ファイターだったわけだし(佐竹は人気があったとは思うが、人気を牽引するほどでもなかったかと思う)。
 ……って、K-1なんかとは違って、れっきとした日本人王者が何人もいるのに、また、それら王者の知名度もいまひとつなのに、外国人を露出させるだけのパンチ力がなかったりするのだろうか、ボクシング。もったいないな、惜しいな。長谷川穂積アメリカ進出したがってるのも仕方ないな、とか。で、そのあたり韓国も一緒なんだろうか? 

正規王者の池仁珍(韓国)がK―1参戦を宣言。

 これだもんな。池仁珍がどんな選手なのかもわからないが、えーと。
http://www.chosunonline.com/article/20070725000055

契約条件は公開されていないが、昨年2月にK‐1に参戦した崔竜洙チェ・ヨンス)の契約条件(3年10億ウォン=約1億3000万円)と同程度と見られる。

 もうベテランなんだな。リナレスと統一戦で一稼ぎ、というよりもK-1を選んだのか。ようわからんが、この記事からは、なんか韓国のボクシング界の景気も悪そうだ。「体育館に入門すると同時に終身契約が結ばれるのがボクシング界の慣行」って、体育館ってのはジムのことかな? これは日本と同じなのかしらん。しかし、それはともかく、韓国で一人しかない現役王者が、返上してK-1転向ってのはすごい話かもしれない。シルムの横綱K-1に転向するのと、どっちが衝撃なのかはわからないが。
 ……って、リナレスの話だったな。えーと、ともかく防衛戦をどこでやるにせよ、誰とやるにせよ、地上波、地上波で生放送、一つお願いしますっと。