ザ・ファイター・フォーマリー・ノウン・アズ・シリモンコン・ナコントンパークビュー・リターンズ・アズ・シリモンコン・シンワンチャー

辰吉丈一郎と激闘を繰り広げたタイの英雄シリモンコン・シンワンチャー(29=タイ)が、K−1のリングで日本に戻ってくる可能性が出てきた。

 シリモンコンを私のATOKは「尻門婚」と変換しましたが、深い意味はないと思いますアッー。というわけで(どういうわけか、失礼な)、もうすでにK-1転向が伝えられていたシリモンコンさんのお話。これはWBU世界王者などと違って、正真正銘のボクシング世界王者といえる選手でしょう(WBU獲ってたわけですけれども)。シリモンコン・ナコントンパークビューって長ったらしい名前、ちゃーんと記憶の中にありましたもの。単に長い名前覚えるのが好きなだけかもしれませんが。とはいえ、別にボクシングその他の名を利用するK-1の煽りに乗せられる気はありません。ただ、この件、キックボクサー・シリモンコンに興味津々です。こちらに転向についてのインタビュー記事がありました→http://www.ne.jp/asahi/anmonite/boxing/thai/thai2007/ml1168sirimonkol.html
 なにせ、タイと言えばムエタイ。このシリモンコンにしたって、幼少時はムエタイの経験がある。そこから国際式に転じて、若くしての世界王者。では果たして彼がキックに戻ったらどうなのか。これは興味深い。あるいは、ムエタイ出身のタイ人と戦うこともあるかもしれない。かの国では、タイ式と国際式の人気、格はどうなっているのでしょうか。たとえば、ブアカーオ・ポー.プラムックのように、日本のK-1でビッグマネーを手にした選手は、国際式世界王者をどのような目で見ているのか。同じリングに立つことをどう思うのか。このあたりが興味深いのですよ、地上波オンリーのK-1程度の格闘技好きとしては。
 とはいえ、予習はしなければ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A0%E3%82%A8%E3%82%BF%E3%82%A4

ムエタイの選手は、賭けの対象となるため、選手というよりは競走馬の様な扱いに近く、憧れや尊敬の対象にはなりづらい。

 ううむ。そうなのか。だとすれば、国民的英雄とされるカオサイ・ギャラクシーウィラポン・ナコンルアンプロモーションのような国際式王者の方が格上なのでしょうか。しかしなんだ、非競馬ファンにとってみればそうなのかもしれませんが、競走馬は憧れや尊敬の対象になりうるですよ。ディープインパクトが町中を歩いていたら、若い女性だってキャーキャー言うでしょう(逃げまどって、かな)。とはいえ、タイ選手の多くが競馬で言うところの「冠名」を背負っている(こちらが参考になります→http://www.ne.jp/asahi/anmonite/boxing/thai/thai2002/ringnamekhonthai.html)わけですから、このたとえも適切かもしれません。しかし、こうなると、次の記事は逆じゃあねえのかということになりせんでしょうか。
http://www.nikkansports.com/battle/kameda/p-bt-tp1-20070223-160644.html

まだ馬券は買えないが、競馬が大好きな大毅は「フサイチダイチャンや。将来は凱旋門賞やな」と声を弾ませる。3月24日にフライ級転向初戦を迎える興毅にも同じ条件が出され、「オレのはフサイチコウキや」とおどけた。

 むしろ、亀田大毅のリングネームがフサイチダイチャン、亀田興毅のリングネームがフサイチコウキ。フサローが金を出す。こっちの方がしっくりくる。走る芸術品に亀の名前をつけてはいけない。というか、タイ式リングネームが日本でも普及すれば、一般に苦しいと言われているボクサー達の資金源に……って、イーグル京和とかそうなのでしたっけ。セレス小林さんは、ちょっと違うのかな。でも、オーレイ・クエンチ・アキヤマみたいなリングネームのボクサーが増えたら、って、スポンサーするメリットがなければいけない。いや、それこそ大旦那が損得無視のタニマチになって、……って、やっぱりボクシングとかもタニマチ的存在っているんでしょうかね。まあ、まったくわからないことだらけ。話題もヌルヌル滑ってきてるし、もういいや。