http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071108-00000138-san-spo
−−ファンに対しては
「ボクのことを応援してくださったファンの方には、その気持ちを裏切るかたちになり、申し訳なく思っている。でも喜んで出て行くわけではない」
俺はさ、子どものころからのカープファン、物心ついたときにはカープファンだったんだけどさ、改めてカープを見直しはじめたのが、ちょうど新井が入団したころって感じだった。強いカープのころ、あのビッグレッドマシーンのころは、ちょっと興味が薄くなっていたんだ。だから、俺にとってさ、今のカープは新井のカープという気すらしていたんだ。球団としては日暮れ、夕闇、暗黒の始まり。それでもさ、成長していく新井とかさ、東出との三遊間とかさ、おもしろかった。おもしろいカープだった。
http://d.hatena.ne.jp/goldhead/20050629#p1
新井だ。新井も本格化と未完を行ったり来たりしている。しかし、新井は間違いなく逸材だ。今どき珍しいタイプの右の大砲だ。俺は新井が結局本格化せず、スタメン半くらいの選手で終わってはならないと思う。もしも新井が前田・緒方・野村のようにチームの顔にならなければ、カープファンをやめようかとさえ思う。
http://d.hatena.ne.jp/goldhead/20050709#p2
土曜日の新井は最高だった。これが新井のポテンシャルだ。そして、俺はもう新井信者といってもいいだろう。この日の広島は相変わらずの問題なども露呈していたが、そんなのは完全帳消しだ。お前がミスター赤ヘルだ、新井貴浩！
ああ、俺はここまで言っていたんだな。ミスター赤ヘル。この土曜日の新井が何であったか調べる気もないけれど。「新井はさすがに出て行かないだろう」という、漠然とした確信があったんだな。もしも球団にもそんな意識があって、そのせいで何かがないがしろになったなら、それは悲しいことだ。もしもファンにもそんな意識があって、そのせいで何かがないがしろになったなら、それは悲しいことだ。
喜んで出て行くわけではないというのなら、もっとその理由を教えてほしいな。悲しみを上回るほどの理由ってなんだ？ それがプロとしての報酬であったとしても、金本に対する尊敬の念であっても構わない。球団やオーナーの姿勢に失望したというのでもいいし、前田や緒方のチーム内存在にかなわないところがあったというのでもいい。
「自分を厳しい環境に置き、そのなかでどう変わっていくか挑戦する」なんてのはよくわからないな。エースが抜けることが確定的な万年Bクラスの貧乏球団で四番を打つ。それ以上に厳しい環境があるのだろうか。もしもそれが極寒でなくぬるま湯であるというのなら、そう言ってくれて構わない。
しかし、もう彼は去った存在だ。何を望むこともできない。
来春、素晴らしい広島の新人投手が彼の内角を攻めて、彼のシーズン前半のバッティングを台無しにする。素晴らしい広島の新人野手がホームランを放ち、彼の守る三塁ベースを踏む。素晴らしい広島のドラフト一位……、あれ？ 安部？ 安部友裕君との契約は、まだなのか……？
