http://www.nikkansports.com/race/p-rc-tp0-20071107-279854.html
大ブレーク中のお笑いタレント・小島よしおのギャグを馬名にしたソンナノカンケーネ(牡2、戸田)が10日東京の新馬戦(ダート1300メートル)でデビューする。
……この記事一つ引用するのに冷や汗をかくような気がするのはなぜだろうか? 賞味期限の時限爆弾。消費期限が記されてすらいない赤福。伊集院光がエキサイトバイクにたとえたものを見る、残酷な視点。
父Moon Ballad、母Classique。この詩情豊かな、しかしそれゆえに難しさがある……。サンツェッペリンとマジヤバーイ。われわれがサンツェッペリンを見るとき、現れなかったマジヤバーイの可能性を見るべきであり、われわれがソンナノカンケーネを見るとき、現れなかった美しい響きを見るべきなのかもしれない。
しかし、メジロランバダが競走馬としての最盛期を迎えたとき、競馬ファンが感じたむずがゆさは頭から離れない。レッツゴーアテネが、秋陽ジャンプステークスの最終障害をどんなにはやくジャンプしたとしても、アテネ五輪が三年後ろに遠ざかってしまったことを直視せずにはおれない。
それでもサラブレッドはいつも美しい。どんな名で呼ばれようが、そんな……。