予習段階ではスチューデントカウンシル三番手評価とかだったけどさ、前日オッズでいったん一番人気になるくらいでさ、それで買う気なくしてさ、それに俺、清水成駿信者でさ、清水が「JCDはアメリカ馬」って言ってるの生で聞いたけどさ、最近の清水は不調だから逆いったれ、外国馬にやられたらそれまでだってさ、生徒会抹消。
それでさ、西の仕掛人、上田琢巳が推参してフィールドルージュだって言っててさ、そういや俺、新興勢力軽視といいながら、フィールドルージュ忘れてたなって思ってさ、どうも横山典弘も手応えを感じている（前走後コメントから）ようで、後方ポツンのあわよくば着拾い無気力騎乗（無気力って言葉は悪いか。無心？ 無欲？）はしねえんじゃねえかとか、ポツンしても届いたりとか思ってさ。
でもちょっと新興勢力どうしようってのがあったけどさ、「ここが馬券の急所」でさ、なんかタイム比較して「8、10、12の3頭、3着圏が一杯と読むが……」って切り捨ててさ、それで踏ん切りついたところもあってさ、三番手までだって。どこまで拾うか迷いに迷って、岩田の東京不安と距離不安と調教評価でワイルドワンダーは切って、ワンダースピードもついでに切った。
あと、サンライズバッカス、これは迷った。最内はどうなんだろうってさ。ギャロップで全戦績を見返すと、どうも外枠の方が得意か？ ってか、外枠に恵まれてるって感じだけどさ、でも、府中なら広いから……と、まあ結局チョイス。乗れてるアンカツに逆らう手はない。
そんでさ、そこで書き出してみた予想が本命組「ヴァーミリアン、サンライズバッカス、フィールドルージュ」、二番手組「フリオーソ、メイショウトウコン、ドラゴンファイヤー」。フリオーソは未知数の部分多いけれど、切るに切れなかった。さて、これを馬券にどう組み込むか。そこで思い浮かんだのが、ギャロップの最後に載ってる藤代三郎の連載でさ、なんか三連単フォーメーション術とかあったっけとか思って、見てみて、なんかやってみようかと思ったけど、ようわからんで、適当に配置したら六十点とか出てきて、それはちょっとオーバー。それで、東スポの方の三連単フォーメーションの買い方を参考にしようとして、（買い目28点）と目に入ったのが東京10R。フォーメーション二枚だって。そうか、フォーメーションだからといって、むやみに一枚に入れようとすると、かえって点数が増えるのか？ などと思ったわけ（三連単ほとんど買わない）。
それで、その28点の買い方、本命一頭、対抗二頭、その他三頭の構成でさ、なんとなく俺の現状に合いそう。でも、一頭本命を絞らないといけないわけで、そこで初志貫徹してヴァーミリアンを本命にしたわけ。二着確保の確率からいったら、バッカスとルージュの爆発力は頭もあるだろうけど、信頼感ならこっちじゃねえかって。それで、買ったの以下の通り。
- ヴァーミリアン→サンライズバッカス、フィールドルージュ→サンライズバッカス、フィールドルージュ、フリオーソ、メイショウトウコン、ドラゴンファイヤー（計20点）
- サンライズバッカス、フィールドルージュ→ヴァーミリアン→サンライズバッカス、フィールドルージュ、フリオーソ、メイショウトウコン、ドラゴンファイヤー（計8点）
こういう買い方打ちながら、こういう買い方あるんだなあって思ったよ。あと、おさえに馬連、ヴァーミリアン、サンライズバッカス、フィールドルージュ、それにフリオーソのボックス。フリオーソはなんか切りたくなくてさ。単勝は買わなかった。
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それで、結果、結果を知ったのはホームセンターの二階。発走時刻ギリギリにラジオ聞こうと窓辺によってスイッチ入れたら、なんか暢気にコマーシャルやってんの。アレ、と思って発走時刻確認したら、もうとっくに終了。しょうがねえってケータイ出して、JRA-VANからの通知来てるの開いたら、あんた、的中もいいところじゃないか。これには本当にびびった。俺はいかにも馬券が当たらない人間なので、並んでる三頭の馬名がにわかには信じられなかった。夢かと思った。非現実的だった。三連単をかなり思い通りに当ててしまったじゃないかって思った。いやあ、金曜夜寝る前にさんざん考えて、土曜も朝から昼までずっとJCDだけ考えてたのが奏功した。考え抜いたら当たるってもんじゃねえけど、ここまで考えて考えてピタっと来る的中なんてのは、たまにしかねえし、もう、嬉しいとかそういうより、なにかの啓示かと思ったよ。JBCもスプリントで万馬券獲って、続くクラシックも勝ったしさ、これはつまり、そういうことだよ、JCもズッポリ考え抜いてやんよ、他のレースほとんど買わねえでよ。
