数値になるもの、ならざるもの

goldhead2007-12-13

 ゴールか否かの正確な判定のため、サッカーのクラブワールドカップ(W杯)で試験的に使用している小型チップ入りボールの内部構造が13日、横浜市内で報道陣に公開された。

http://www.sanspo.com/sokuho/071213/sokuho025.html

 ボールの中に小型チップ入る時代まさに近未来ナウ。こういう技術野球にも使えばいいんじゃねえの、アウトorセーフじゃねえよ、ホームランorファール。だって、あれはいずれにせよ試合がストップするところなんだから、ポールのセンサーで判定すりゃ万々歳よ。
 しかし話をサッカーに戻そう、この技術もっと発展させたらいいのに。たとえば、ボールタッチの場所とキックの強さを測定、数値化。経過時間と照らし合わせてあのプレーこのプレー数値化。「あの選手は右からのシュートの方が左からのシュートに比べて12%強い」とか、「ドリブルでボールタッチ数が10回以上あったあとのセンタリングの精度は低い」とか分かるって算段。でもそんなセイバーメトリクスがなんの役に立つのかはわからんけれど。そもそもサッカー、どのくらい数値化されているの? 理論的、ひょっとして数学的ではあるが、数値の似合わないスポーツと門外漢は感じているけど。
 数値といえば、競馬は数値に溢れてる。どうだ小型チップ。馬の鼻先にチップを仕込んで、入線ラインでの位置関係をミリ単位で把握しちゃう。着差もハナ、クビなんかじゃないぜ、3馬身193ミリってなって、いや、馬身はアバウト、馬身はないな。あれ、そういえばそんな話があったっけ。偶然検索にひっかかったの見つけたんだ、今朝(珍しくJRAの公式サイト見てて、阪神カップの出走馬情報コーナーに松浪大樹という名前を見て、あれ、これ東スポの人だったよなって検索した)。

「オマエ、空を飛べるか? 」
「…。恐らく飛べないと思いますけど」
「オレは飛べるよ。でも、飛ばない。着陸ができないからね」
「はあ?」
ライト兄弟だって飛行実験をする何年も前から飛べたはずさ。でも、着陸する自信がないから飛ばなかっただけだとオレは思う。彼らが最初に空を飛んだ時、周りは『飛んでる! 』と騒いだけど、ヤツらにとっては着陸できるってことの方がスゴイんだ。ライト兄弟は初めて空を飛んだ人間でなく、初めて空から着陸した人間と表現すべきだとオレは思うね」
 この後「だからオレは発信機を取り付けた。今は誰にも支持されないだろうが、オレは着陸する自信があるから行動しただけ」という理屈が展開されるのだが、その場にいて「なるほど」となぜかうなずいてしまった。田原氏が醸し出す雰囲気が理由としか思えない。

http://www.tokyo-sports.co.jp/corner/note/006.htm

 なるほど。