『夜明けまえ』Chara

夜明けまえ
 日記さかのぼっても、俺がChara好きなことほとんど書いてないので意外だった。俺は日記がほぼオートマチックになるまで書き続けたい、すなわち何か個人的なできごとが起ころうと、世をにぎわす話題があろうと、「前に書いたな」で覚え書きできるようになればいいと思っているのだ。
 ……というのはともかく、Charaについて書くと長いので、今日はやめ。だいたい、初期も好きなんだけど、『Junior Sweet』から『STRANGE FRUITS』、そう『STRANGE FRUITS』が圧倒的であって、これぞまさに結実という印象。
 その後どうなるかと思って出たのが、『マドリガル』。ちょっと重さがなくなったというか、いろいろ煮詰まったものがいったんリセットされたような印象があった。あと、エドツワキのジャケットは、スキャンしてトレースしてイラレの勉強に使ったっけな(エドツワキがどんな人なのか今でもさっぱり知らないが)。それはともかく、そこで止まっていたのだ。別に、なんとなく。
 で、『夜明けまえ』。もはや『マドリガル』の記憶も薄いが、なんかこれまた原点回帰、いや、回帰ではないな。なんというのだろうか、手作りというと変だが、そんなにごちゃごちゃさせずに、無添加できました、みたいな。それで最初聴いたとき、ちょっと退屈にも思ったけど、しだいにじわじわとくるものがあって、まあだいたいそういうのは案外長く聴いたりするのです。
Strange Fruits  マドリガル