かせきさいだぁ13年ぶりのアルバム『SOUND BURGER PLANET』を買って聴いている。おれが道を歩きながら、自転車を漕ぎながら「ジェット気流、ジェット、ジェット気流」などとつぶやいているとすれば、これが原因といえる。
さて、13年ぶりである。……という話はできない。なぜならば、おれがかせきさいだぁを知ったのは去年くらいだからだ。日本語ラップを聴きだして、スチャダラパーのアルバムに入っていた「Get Up And Dance」の中の「アスピリン片手のジェットマシーン」がいいなと思って、それでファーストアルバムを買った。次に『SKY NUTS』を買った。そして今回である。だいたい、「かせきさいだぁ≡」という旧表記の末尾も、「Mac環境では文字化けしているのだろうか?」と思っていたくらいだ。本も音楽も、だいたいシーンとか関係ないところでつまみ食いしている。だいたいなにか物事に対して背骨を持ってないので、1stのはっぴいえんどや今作の山下達郎テイストなども、文字列の情報として「そうなのか」という。
で、内容については、まあ、かようのようにすばらしいのである。平岩紙さんがすばらしいし、かせきさんのジーンズがえらくかっこよく見えるし、こんな風に踊りを踊ってみたいものだし、このPVは同梱のDVDに収録されているし、買うべきであるといえる。
しかしなんだろうか、このDVDに収録されたいろいろの映像、ライブ映像で「じゃっ夏なんで」でバックにピアニカを使っているとか、いとうせいこうとの「からっぽフレーバー」が入ってるとか、いろいろいいのだけれども、なにかいろいろの活動をしているその雰囲気というか、客層というか、なんというか自分とは縁遠いなぁという感じを強くうけた。好きとか嫌いとか誰が言い出したのかしらとか、そういうことでなく、まあなんというか、この感じはうまく言えないが、若者のカルチャーとかとほどとおい人生を送ってきました、というような。とはいえ、なぜかこのあいだ、山下公園の向かいで松任谷由実のコンサートを観たのだけれども、感想とか書いたっけ。
まあそんなことはどうでもよろしくて、ともかくしばらくはこればかり聴いているだろう。とかいいつ「じゃっ夏なんで」とか「真っ昼間」とか「楽園ベイベー」とか「黄昏'95」とか直球の夏ラップ集めたプレイリストつくって“サマージャム2011”とか直球の名前とかつけようかとか。だったら、RHYMESTERのニューアルバム買ったほうがいいでしょうか、などと思わないでもなくそれじゃあおやすみ。
関連
関連商品
- アーティスト: かせきさいだぁ
- 出版社/メーカー: Natural Foundation
- 発売日: 2003/06/25
- メディア: CD
- クリック: 23回
- この商品を含むブログ (42件) を見る
- アーティスト: かせきさいだぁ≡
- 出版社/メーカー: おもちゃ工房
- 発売日: 2008/08/20
- メディア: CD
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (9件) を見る