中川昭一のひととなりを垣間見る

たくさんの名画を見ながら、「ふーん」程度で見進んでいったが、一枚の絵の前でハッとしてしばらく見続けた。
5枚のコピーとギャラリーの解説本を買い、家に貼ったが、家族全員に「気持ち悪い」と言われた。確かに夜中トイレに行くのに、電気をつけてギョッとしたこともあった。(決して変態な絵ではない)
解説本には「イギリスの歴史を描いた作品だが、芸術性は低い」とあった。
Lady Janeという絵だが、ハッとした理由は省略。

http://www.nakagawa-shoichi.jp/mynews/detail/20071015_242.html

 なんか中川さんに興味を持ったので、サイトを見ていたらこんな記述。ハッとしたり、ギョッとしたり、Lady Janeってどんな絵だ? 英国ナショナル・ギャラリー所蔵らしい。

 これだな、たぶん。ポール・ドラローシュ、『レディー・ジェーン・グレイの処刑』。たしかにこんなの家に貼っていたら、家族から「気持ち悪い」と言われてしまうだろう。でも、なんかいいね。俺は『『聖バルテルミの虐殺―コンティ公の養育係ブリオンの殺害、1572年8月24日』みたいな、そのあたり好きだし、そういうところがある。

 確かに、ダヴィンチもコレッジョもブリューゲルルーベンスもバジール等の印象派も勿論素晴らしいと思う。しかし、私がハッとするのは若干マイナーかもしれないが、マグリッド(ベルギー)とエドワード・ホッパーアメリカ)。いずれも20世紀の、直線的で皮肉な画風。脳を刺激する。

 そしてこれだ。エドワード・ホッパーときた。「ナイトホーク」のホッパーだ。そうか、いいな。ホッパーはいい。俺は、展覧会も行ったことないし、画集も持っていないけれど、ホッパーには惹かれる。そうか、中川さん、あの中で飲みたいか。面白いじゃないか。なんか、闇があるな。やっぱり、いろいろあったのか、中川さん、どっかに闇を持っている。そこのところがいい。決して、政治家らしい好みとは言えない、そういうところがある。皮肉なところがある。
 ……なんというか、なんか俺は、その人が本音吐いてるな、と思えるブログとかを見てしまうと、どうにも好きになってしまうな(たとい、文章がおかしかったり、なんかこなれていなかったり、そんなんでもいいんだ)。で、とくに、こういう場合は、なんかの好みの一致をみたりするときとかさ。俺、政治のことわかんねえし。まあ、体に気をつけなよ。それじゃあ。