変な公選法

 総務省選挙課によると、公職選挙法では、選挙期間以外には、立候補予定者の名前や、それを類推できる文字の入った道具の使用に制限がある。このため公示前の実名入りのタスキの使用は同法に抵触するおそれがあるが、「本人」としておけば安心というわけだ。

タスキに「本人」増殖中…公選法スキ突く奇策 : 総選挙2009 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 「本人」タスキは、「おお、これが本人か!」ってありがたさ(べつにありがたくねーけど)っつーか、レア感を演出する小道具かと思ってた。しかしなんつーか、こういうこまけえことはいいから、もっとたとえばネット利用とかそのあたりについて、なんとかやってくれよって気がするんだけれども。

一方、当選を重ねる近畿地方のベテラン候補陣営は「パフォーマンス優先の奇策。政治が軽く見られる」と批判。別のベテラン陣営も「政策がしっかりしていなければ、いくら目立っても支持にはつながらない」と冷ややかだ。

 で、こんな見方もあるのね。でもさー、俺、こないだ、「本人」グッズ使って演説してる政治家のおっさん見たよ。

 はーい、菅義偉どーん。これ、こないだ、自転車でモノレールの写真撮ったり、祖母と話したりしに行った日の帰り道、上大岡の駅での光景。駅から離れた上り車線走ってたんだけど、ふと信号待ちで向こう見たら「本人」ってあってさ、どの本人? って思って目を凝らしてたら、近くにいた運動員のじいさんが冊子くれて、見たら菅義偉でやんの。えー、じゃああの本人は菅なの? えー、マジ? 敗北と変わり身の連続ながら、なぜか本人は出世してきたという、集団就職あがりの叩き上げ。そんで、なんか最近、渦中の人物じゃん、みたいな。
 で、物好きな俺、わざわざ自転車降りて、横断歩道渡って近くで写真撮影。本当に菅なの。でもね、なんか、上大岡の駅前の空気は、菅さんに冷たいね。自民党への逆風? 麻生太郎側近への逆風? なんか、若い人とかガン無視っつーか、たまーに年輩の人が握手求めるくらいで、すごい無関心。俺は単にもう「あ、テレビに出てる人!」ってくらいの意味で近づいてるんだけど、ほれ、この顔見覚えあんだろ、みてえな。……あー、いや、しかし、なんかひょっとしたら、いつも見かけるから、もう飽きてるとか、そういうのもあるかもしらん。
 というわけで、なんだ、まあ、みんな適当にがんばれや。あと、今の段階で一番ポスターと街宣車見かけるのが幸福実現党ってのもなんだから、みんな頑張れや(←「みんなの党」を応援しているわけじゃないです……って、変な党名つけんなや)。

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