昨夜、私は餃子の皮にあんをつめながら、ラジオを聴いていました。たまたま流れていたのが、FMヨコハマによる開国博Y150のフィナーレ・コンサートでした。ゆずは出ません。私は、なんとはなしに哀しい気持ちになり、心なしか餃子のひとつひとつも小粒になってしまったようでした。
9.27〜開国博まで-1日
おれたちまだ始まってねえのかな馬鹿言うな終わったんだと俺は言い
総括
目標入場者4分の1の大惨敗
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/090927/sty0909271849004-n1.htm
153日間の会期で500万人の有料入場者数を見込んでいたが、約4分の1の約120万人にとどまり、出資した市の責任を問う声が高まりそうだ。
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090928k0000m040068000c.html
開国博の総合プロデューサーを務めた小川巧記さん(55)は、来場者とイベントを運営した市民との間に「つながり」が芽生えたことに「新しい市民活動の原動力になる。未来の横浜を生み出す力になってくれるはず」と期待していた。
カナロコ|神奈川新聞ニュース
27日午後7時25分ごろ、横浜市青葉区青葉台1丁目の質店で、複数の男たちが、金属バットのようなもので店員(61)を脅しながらショーウインドーを破壊し、中にあった貴金属類を奪い車で逃走した。
カナロコ|神奈川新聞ニュース
「あそこで送れなかったのもミスだし、本塁打もミス。そういうのをなくさないと強くならない」と自らを責めた。
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2009/09/28/09.html
Y150が失敗してくれてよかった、と思うのです。もしも目と鼻の先、象の鼻の先で、家族連れ、カップル、若者、子供、みなが大喜びするようなイベントが行われていたら、私は平常ではいられなかったかもしれないのです。鎌倉にいたころの夏ごとに、江ノ島の方からチリチリと伝わってくる明るい波動。私はあれに耐えられない。そのように思います。ゴミ、いや、私はゴミを叩き、ブルースを加速させる。私はその夕暮れにあって、目と鼻の先、象の鼻の先で生ける屍となってくれていた行事というものは、実は私の安心の源だったかもしれないのです。私は自転車で通りがかるたびに「賑わってはいねえだろうな」と、監視するような心持ちでいたものです。そして今日、みなとみらいへおつかいに行くついでに寄った、彼の死体を見て、よく死んでくれたよ、ありがとう、とひとりごちたのでした(本当は、今しがた「ブルース」と「加速」と打ったので、このように思ったのでした。だから、「ありがとう」なんて言ってはいません。私は往々にして嘘をつきます)。
〜おしまい〜
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