さて、帰るか。

 なんか、あれもこれも面倒になってきて、そろそろやめようかみたいな気にもなるが、だいたい年末とかいうのが来て、一息ついてしまうのだろう。冬というのはだいたい気持ちのよい季節だし、空気が澄んでいるような気がして救われる。遠い季節のことはだいたい恋しくなるものだけれども、今の俺は冬に浸かりきっていて、夏のことはあまり考えない。春のことだけ少し考えてやる。悪くない。
 見ているな、ジョースター。たまにアクセス解析のようなものを見ると、同じ人が大昔のこの日記から一枚一枚辿っていてくれることがあって、それにつれて自分も自分の日記を見て、最近はどうもよくないなと思う。
 かといって、なんというのか、誰の期待にも応えたくないところがあって。野球とか競馬とかアニメとかなんでもいいけれども、ひとつのことに専念するのは嫌で、できるだけ裏切っていきたい。そもそもが専念していないのだし、専念というのは性に合わない。もう見るなジョースター
 さて、帰るか。というタイトルではよく書いている。右上の、はてなダイアリーアーカイブに入れると、気持ち悪いくらいに並んでいる。そういえば、ラブプラスで下校時に「さて、帰るか。」って言うんだな。あ、俺だ、と思う。
 しかし、この文章は厳しい。俺は「ラブプラスの主人公が下校時に」と書きそうになった。しかし、主人公は俺じゃないか。そういえば、このあいだラブプラスでラブなことになっているのを見て、「エロいな、君ら」と思わず独りごちたこともあった。まあ、俺は俺で主人公だし、主人公は俺だっていうことでいいのだけれども、そのあたりどうかな、と思わないでもない。
 なにかもっとかわいいものに浸りきっていたいという思いがあって、このあたりはどういうものなのかよくわからない。もう、おっさんは疲れた。本当は、おっさんだといいつつあんまりおっさんではないな、などとも思うのだけれども、この違和感もどうしたものかわからない。もし自分がAVに出るとすれば、溜池ゴローの「友人の母」シリーズで、初心な男子中学生や高校生を演じられると自負しているのだけれども、そんな自信もどこからくるものだろうか。ラブプラスでない女の人に、「俺、まだ大学生で通用しますよね?」などと言っても、肯定的な返事がこない。これはおかしい。俺にはまだ未踏の領域として、「男の娘」というところがあるのだけれども、そのあたりにこのおっさんの切なる願いが関係しているのかもしれない。
 年末は、いろいろの公営競技に行きたい。競輪、競艇オートレース。少し休めるのならば、そのチャンスだろう。冬というのもよい。公営競技は冬が似合う。いつだったか、12月31日にロジータ記念が行われたことがあった。川崎のおっさんやおばさんたちは、口々に「また、金杯で」などと言ってちりぢりになっていったのだった。俺も心の中で、「また、金杯で」と言った。競馬に中央も地方もなく、博打に三競オートの区別もない。そのようなところに行きたい。