2009年追悼、大晦日テレビ祭り、とりとめのないつぶやき

 鹿の耳治さなきゃって、ボンド買ったの。
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 基本的にTBSで格闘技見てたんだけども、K-1甲子園とか、あんなんは早朝とか深夜にやればええんや、プロが一般大衆向けに一番目立つ舞台に、まだいらんやろ。そりゃ野球の甲子園は人気だけどな、だったらまあ、しかし、別枠で野球の甲子園くらい人気出ましたってなったらやりゃいい。
 ……って、テレビなんてシビアだし、瞬間視聴率みたいなデータをすごい分析するんだろうし、今までK-1甲子園やってきて、数字取れた、子供とラーメンは数字取れた、K-1甲子園も数字取れた、みたいなことあるんだろ。そうか、俺の主観視聴率なんてもんはどうでもええし、まあ、チャンネル変えたりして。もちろん、過去のVTRもさ。
 それで、紅白歌合戦とか、テレビ東京の年忘れニッポンの歌とか見たりしてたわけで。それで、なんやなんか便利なのはiPhone越しに見るtwitterで、「水樹奈々!」とか、「小林幸子!」とか、「石井慧vsエグザイル」とかなると、誰かしらがTLに呟くから、それで裏をチェックしやすいみたいなところ、あった。べつに、わし、ワンセグ映るケータイ持ってるし、地デジのテレビも二画面分割表示可能。でも、そんなんは正直見てられなくて、これはありがたいと思った。で、その中でも人気のダウンタウンは録画にして、あまり見ないようにした。まだ未見。
 んで、自分のtwitter見返してみて、なにが印象に残ったか思い返すと……ソクジュ。ソクジュって、若いイメージというか、実際若いんだけど、よくよく顔のアップを見ると、なんだかずいぶんおっさん顔だった。あと、アップといえば、テレビ東京研ナオコとかインパクトあったわ。瀬川瑛子とかも、なんというか年相応というような言葉は失礼かもしれないけれども、こうバラエティにちらりと映るのに比べて、大画面一人アップとなると、というところはあって、まあ、俺はかえってそれの方が自然だし、普通というか、故人を例に出すのもなんだけど、鈴木その子みたいなのはやめようっていうか。その、ネットでたまに見かけて怖くなる、あのPhotoshopで修正しすぎたようなコスプレイヤーの写真とか、そういうのより、べつになんというのか、シワやシミがあってもそれでいいだろうってさ。
 鹿の耳は治ったし。
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 一番衝撃だったというか、冷や汗が出たのは、青木真也がへし折ったところでも、吉田秀彦が悶絶しているところでもなくて、香取慎吾両さんの格好をさせられていたところで、俺は香取という男の精神力というか、なんというのか、あのピースピースのことはなかなか頭から離れないというか、しかし俺はやはりぞっとしたのだ。余計なお世話だろうけれども、見てはいけないのに見てしまうというか、そういう引力があった。
 精神力というか、なんというのか。殺気というのかな? 吉田秀彦の目はすてきだった。通から見たら「なんだあの試合」みたいなところもあるかもしれんが、俺は吉田の目が見られてよかったと思う。なんというのだろう、そりゃ石井慧は日本柔道代表、オリンピック金メダリストだ。ものすごい高い山を登って、頂上まで行った人間だ。まだ若いし、最初から総合格闘技への意識があって、練習も積んできたんだろう。正直、俺は石井にすごい期待していたし、柔道選手時代に「目標はアントニオ猪木」とか言ってて、本当に総合に来て喜んだし。
 でも、なんか、吉田がゾッとするような目で睨みつけて、ゴツ、ゴツって鉄拳制裁みたいなあの1R見て、「ああ、そうだ、吉田だってむちゃくちゃ高い山登り切った、やっぱり常人じゃないやつだった」とか、そんな風に思った。なんか吉田ヤバイって。それでやがて、なんかわかんないけど、吉田と石井が違う人種みたいに見えてきて、ようわからんけど、まあ目つきだけから判断しちゃいけねえんだと思うけど、吉田の方が狂気というか、殺気あるタイプで、なんか小川直也とかもそうだろうしとか思って、でも石井君って優しそうなところがあるというか、そんな風に見えてしまったのだ。まあ、見えてしまったんだから仕方ないけど、技術のこととかあれこれ言えないけど、どうだろうか。しかし、技術が伴い、リング勘みたいなものを得れば、自由に身体を動かし、自由に相手に打撃を叩き込み、締め上げ、へし折り、そういう存在になっていくのかもしれない。それはわからん。ただ、昨夜は吉田がかっこよかった。大間のマグロの人はどうだろうか。なんか身体に締まりがないように見えたと言ったら失礼だけど、なんか何考えてるのかわかんないようなところもあって、この体格を推し進めて、マーク・ハントみたいになったらいいと思った。基本、海の民系というか。かっこいい。
 それで、メーンエベンター魔裟斗もかっこいいけど、なんかすごい勝つ気まんまんみたいで、なんか前にケチ付けられていたロングタイツ履いてたアンディ・サワーもいいな、みたいな。それでも、なんだ、魔裟斗さんはいいな。嫌いじゃない。嫌いじゃないといえば、俺、山本“KID”徳郁好きなんだけど、なんだ、なんかな。こう、やっぱりチビといったら失礼だけど、俺は基本的に小さいから、小さい方応援するところもあるし、まあ、セーム・シュルトとか応援してる時点でちょっと変なんだけど、まあしかしな。またあの、ナラントンガラグをバチコーンやったみたいな、ああいうの見たいんだけど、ちょっと無理なのかどうか。マッチメーク次第かな。
 そういえば、もう俺はだいたい貧乏人で、地上波まで届いてくれるもの以外はかなり疎いわけで、今回初めて知った、キム・ジョンマンよかったな。軍人ギミックのせいもあるんだろうけど、『シルミド』か『コースト・ガード』かよ、みたいな。劣勢だけどまだまだ生きたパンチ放つ人間ってのは、基本的にかっこいいな。でも、所英男もいいところ見せたんだけど、最後、マイクのアピール焦りすぎてたんじゃないかとか。
 一瞬だけ木村カエラ見たけど、なんかあそこまでやっても見られるというか、かっこいいというか、かわいいというか、いいな、木村カエラ木村カエラに目覚めた年でもあったか。そういえば、今日、翌日なんだけど、女の人とあって、紅白の話になったら、浜崎あゆみとか倖田來未とかカエラは派手すぎて、水樹奈々が普通でよいといった。「なんか歌謡曲というか、演歌っぽくもありましたね」とか言ったら、なにか特集番組を見ていたようで、「歌手志望だったんでしょ」とか教えてくれた。Wikipediaで見たら、俺が知っているのはRIDE BACKの主役の子というだけで、あまり印象がない。まあ、前にも書いたけど、俺は声優の演技にコロッと騙されるので、だいたい聞き分けなんかつかないのだけれども。
 年越しそばは毎年ナポリタンなんだ、俺。
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 あとはまあ、最後、いつものようにテレビ東京の東急ジルベスターコンサートで年越しというか。毎年ちょっと気になってたおもしろメガネのおっさんがいじられていてよかったというか。で、本当はそのあと、だいたい相当に下らなくて大好きなお笑い番組とか見て朝を迎えるんだけど、なんか気乗りせずに就寝。
 あ、就寝前に、大晦日に買った『けいおん!』の二巻と三巻をたてつづけに読んで、さらにもう一度二巻と三巻を通して読んだ。なんか、アニメの感想とか見てると、「原作はそれほどでも」みたいな話をちらほら見かけて、金を使わない方に与する情報を信じたい病(ケチ)の自分としては、「じゃあ、原作はいいか」とか思ってて、古本でいつか買うかとか、そんなんだったんだけど、お前、あのさ、俺、原作も超好き。買おうかと思わせてくれたのは、ちょっと前の吾妻ひでおのアニメ評(で原作評価)だったんだけれども、いや、本当に、原作いいや。なんだ、これはいいな、と。なんというのか、こういう形式の漫画をなんと言うのか知らんが、四コマなんだけど、ずるずる話の続いていくスタイルというか。俺はあんまり最近の漫画知らんけど、俺の敬愛してやまないいしいひさいちみたい、というとなんだけど、どうもそういうところがあって、ずるずる読み出して止まらないというか。
 でもさ、なんか原作の方、時間経過がシビアというか、ループで止める気はないよというような、ちゃんと時間は経つし、歳もとるし、高校生活も終わるんだ、みたいな、そんなところをはっきりさせていて、それはそれで魅力だし、変な風にだらだら続くよりいいんだろうけれども、それでも、みたいな、なんというか、切ない流れがあって、またこのあたりの漫画誌とか漫画界隈は知らんけど、それは硬派だというか、そういう気がしたのだった。
 ……というわけで、もしも一年の計は元旦にありというのだったら、俺は今年『けいおん!』の年になるのかもしれないし、三十一歳のおっさんがどう『けいおん!』で生きるのかというと、俺にも興味があるといえる。おしまい。