『宇宙ショーへようこそ』を観るのこと


 「アウトレイジ見ませんか?」「やだ」以下略、ということで、横浜はみなとみらい、ブルク13で『宇宙ショーへようこそ』を観た。
 『宇宙ショーへようこそ』のことはあまり知らない。ただ、深夜に予告編をやっていて、それが冒頭から二十分くらい丸々放送するという代物で、まあそれを観たし、というところ。もちろん、俺はSFが好きだし、アニメも好きだ。あと、主人公の女の子が広島カープみたいなユニフォームを着ていて、「もっとこの子の足が見たい」と思ったりもしたわけなんだけど、まあそれはさすがに人の見る可能性のある日記には書けないが。
 で、映画館。同行者には「けっこう子供向けっぽいし、親子連れが多いかもしれません」とか言ってたんだけど、まったく子供の姿はなし。14時35分からの回だし、時間的にもいておかしくないはず。これには少々びっくりした。どんな客層かといえば、なんというか、俺のようなアニメ好きのおっさんと、あとは5、6人の男女のグループ、これもアニメ好き、のような。あれ、これって想像以上に大きなお友達向け? などと思ったり。まあ、俺が来た動機などを考えればそのようなものかもしれない。いや、SFが好きなので。
 ………鑑賞終わり。
 うーん、ちょっと長く感じた。でもって、ちょっと眠気に襲われた。でも、新しいブルク13の音響みてえなのがドーンと腹に響いたのでよかった。なんかフィルムもくれたし。
 でな、ちょっと長いな。なんか、こう、わざわざポチの星に行く理由って、みたなのとか。なんかそんだったら、もっと宇宙めぐりみてえなさ、とか。それじゃ銀河鉄道999か。あと、なんかその、アルバイトもたった一日というのではな、みたいな。だったら、ほれ、SFによくある「地球ではたった数日」とか。それと、敵がな。敵の動機がな。むずかしいというか、よくわからんというか。もっとクソ単純でよかったんじゃねえかみてえな。子供もわかんねーんじゃ、というか、俺もよくわかんねーし。ペットスターとか、なんか意味あんの? みたいな。そもそもタイトルの「宇宙ショー」が、なんかこう、こうなあ。
 でも、いいところといえば、村の情景とかな。あと、キャラはよかった。それぞれ、こう、これはこういうやつだし、こういうときはこうで、こうなったみたいな。まあ、あのお兄さん、最後の方は空気になってたけどさ。それと、なんかこう、なつかしさもあるような色使いとか。ただ、いろんな宇宙人はいろんなのいすぎて、まあそれが宇宙か。あと、あの髪の手のやつ、なんか『トップをねらえ2!』みてえだと思ったら、スタッフロールにokamaの名前があったっけ。あとは、あー、なんかその、子供たちのやりとりでホロリとくるところもあっただけに、なんか話が妙に含ませすぎてな、みたいな。でも、どうだろ、子供は喜ぶかな? よくわかんね。
 ちなみに、同行者の感想は「あの犬、ロリコン?」だった。「犬年齢じゃないんですかね」と答えておいた。