あたし普段Photoshop使ってるんだけど、GIMPって面白そう


 自分のアパートのパソコンにAdobe御一行様を招きたいが、まったくそんな金は存在しない。GIMPを入れた。うすうす感じていたが、Photoshopの機能なんてのは、ほとんど無償ソフトでどうにかなるんじゃないのか、などと。
 いや、上流世界のDTPのことは知らない。なんというか、高い仕事、故DTP WORLDが扱っていたような、ハイレベルの仕事場では別かもしれない。なんというか、下流DTP世界でPhotoshop使うのは、お決まりのCMYKのEPSファイルをIllustratorなりInDesignなりにはっつけて印刷でトラブルがない、トラブルがあっても対処のしようがある、使い慣れている、その程度(もっとも俺の携わる出力はこれまたちと特殊だったりするので、ハイレベルでない仕事でも、すごいPhotoshopが必要なケースもあると思う)。
 でも、まあ、その程度がどれだけ重要かというと、けっこう重要だと思う。けど、たとえばWebデザインなどでは、もう出力したファイルの素性というか、そういういうものは存在しなくて、目に見えるRGBのjpgならjpgが最終型みたいなところはあるか(もちろんハイレベル世界ではOSやモニタによる色の具合をどうこうとかあって、それがPhotoshopなりFireworksじゃないとダメ、みたいなのがあるかもしらん。あと、他アプリケーションとの連携か)。とすると、Photoshopいらねーじゃん。もう印刷の世界も死ぬのだし。
 それでGIMPとかすごいね。会社のWindows機にいちおうは入れてあったけど、今回自宅のパソコン(くどいようだけど、これ買ったのついこないだで、それまで俺パソコン持ってなかったし)に入れてみて、ちょっとメニューとか見て、あらためてそう思った。
 つーか、楽しそう。なんかべつの進化を遂げたPhotoshopがいた、みたいな。すごく面白そう。使いたい。
 と、べつに俺、こういうソフトで何するの? 仕事ではトリミング、ゴミ取り、色調補正とかで、ちょっとエキサイティングなのが「この邪魔だから消して」とかそういう修正作業。あとは、くそ解像度の足りない、誰かがケータイで撮った写メとか、もうウェブサイト用に縮小されているjpgとかを、どうにかまともなように見せるごまかしとか。ごまかしようないんだけど。
 ああ、そうだ、最近は自治体の市章とかWikipediaウィキメディア・コモンズ(だっけ?)でsvgファイルとかあってよいよね。それと、自治体で配ってるPDFをIllustratorに叩き込んで抜き出したりとか。
 しかし、なんでみんな自分とこのロゴとかマークとかのデータしっかり保存しとかねえんだ。いろんな業者が仕事のたびにトレースしてったら、伝言ゲームみたいに変な形になるぞ。伝言ゲームというか、あの歩行者の標識の絵みたいに。
 あれ、おまえ、GIMPの話じゃん。まあ、つまり、あとはこの日記にのっける写真のリサイズくらいで、べつにGIMPすらいらねーみたいな。
 でも、でもね、やっぱりなんかこの、Adobe御一行さま的なものはパソコンに入っててほしいし、Inkscapeとかも試したいんだけど、でも、フォントがねえよ、フォント。Windowsってフォント入ってないんだな。まあ、かといってモリサワ様が入ってても趣味で使うようなもんじゃねえし、これはどうでもいいか。おしまい。