オークス同着!とは、あんまり関係ないおっさん集合知判定2.0

競馬史に新たな名勝負が刻まれた。23日に東京競馬場で行われた牝馬クラシック第2弾「第71回オークス」は、1番人気アパパネと5番人気サンテミリオンが直線で一騎打ち。互いに譲らず、中央競馬G1では史上初の1着同着となった。

http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2010/05/24/01.html

 オークスの時間帯、ひさしぶりにtwitterのタイムラインを眺めた。競馬をしている人もいる。ゴール後、どっちかわからんと言ってる人が多いように思った。俺もわからんと思った。ショウリュウムーンが早々といなくなったことだけはわかった。アパパネ優勢で決まりかと思ったらサンテミリオンがリードしてこれまでかと思いきや上げ下げでアパパネが粘る。これはわからん。若干内かと思った、さて。
 「そんなの、騎手にもわかんないのにわかるの?」というような疑問もあろう。でも、それなりに競馬歴があれば、なんとなくテレビのモニタ越しにもハナ差の勝ち負けくらいわかるもの。昔、場外馬券売り場に通ってたときも、まわりのおっさんとか見ててそう感じたもの。いや、「今の絶対残った、残したよな! コラ、中舘〜!」とか叫んでるおっさんについては、あまり信用できないが。
 というわけで、こう、全国の競馬人間にセンサーとかつけて、微妙な判定になったときに「こっち」みたいなのの信号を集計する。すると、けっこうな確率で判定当たってるんじゃないか、と思う。で、今回のレースだったりしたら、「保留」みたいな意思が多いかな、とか。まあ、思うだけ。意味ないし。
 しかしなんだ、たぶん、おっさんたちは、モニタの微細な部分を見てるわけじゃなくて、なんというのだろう、今まで見てきた何千、何万ものレース映像から、だいたいこういう脚色とこういう脚色なら、みたいな、そういう経験から判断してんのかな。自分についてふりかえっても、ゴール板前の「これは内だろ!」みたいな、そのあたりの瞬間の判断ってのは、そんなもんかな、とか。
 いや、本当になんの話してんのかわかんない。じゃあ、ショウリュウムーンだけど、さっき買った週刊Gallop(月曜の昼にコンビニって気合はいってんな)見たら、佐々木師が「力のいる馬場は得意だが、滑る馬場は苦手かも」みたいなコメントしてて、そんなんわかんねーな、みたいな。やろうと思えば「重(力)」、「重(滑)」みたいに分類できるんだろうか。それとも、ショウリュウムーン的に、みたいなところがあるのか。まあいずれにせよ、あんまり泣いてない佐々木師の馬買ってはいけないのかもしれない。ところで俺、最近はもうその条件の血統、その日の血統というだけで馬券買うことがほとんどだから、ショウリュウムーンの鞍上が内田博幸とかって、ぜんぜん知らなかったな。