東スポが値上げに踏み切った。週末の競馬版のみ180円から250円に。平日の東スポはスカスカだし、一方で競馬はけっこう人気があるので、そちらに賭けたのだろう。おれには紙の馬柱が必要だし、東スポのフォーマットを見慣れているので、この値上げにとくに文句はない。なくなるよりはましだ。
とはいえ、東スポは「競馬欄パワーアップ」と予告してきたのである。なるほど、たしかにローカルの全戦までコメントが載っている。コメントには取材してきた記者の名前が記されている。自信度合いも五段階になった。特別レースには中間調狂欄も増えた……。
だが、あえて言おう、改悪であると。なにが改悪なのか。それは上の引用画像を見てもらえば一目瞭然だ。え、なにが違うのか? 今までの回顧記事と比べてほしい。カラーじゃなくなっているじゃないか。
え、それだけ? と、思われるかもしれないが、メーンレースがモノクロで一枚開いた右ページ。そんなん準メーンか最終の場所だろ。メーンはカラーだからよかったんだ。情報量が変わるわけじゃない。見やすさは……やっぱりカラーだろう。でも何より、なんというのか、特別感。これがメーン。あるいはG1という高揚感。カラフルな枠番の色。いや、本当に、これはいかんよ。馬券買う気なくすよ。
そんなのに、あれだよ、競馬欄を抜き取る形から、他の欄を抜き取る形になった、その内側の他の欄はカラーなのよ。大谷顔射と、男セン(エロページ)。いや、競馬に特化して値上げしたんなら、競馬カラーにしろよ。メーンレースの馬柱をよ。まじでつまらん。いや、最初は初週だからかと思ったけど、桜花賞もこれじゃ、この構成が続くんだろうな……。
……というわけで、桜花賞。
映画に行って、桜花賞の時間に帰れるか微妙。とりあえず、三連複ボックスを買っておく。なんだ? やっぱり阪神JF組が強いのか? アスコリピチェーノとステレンボッシュなら、モレイラのステレンボッシュが逆転しそう。この二頭は人気でも入れざるをえない。あと三頭はどうする。ライトバックはどうだろうか。エルフィンステークスで負かしたスウィープフィートは重賞勝ちだ。キズナは今年の世代あたりでいいのを出す頃合いという話だったっけ? ライトバックだ。あとはなんだ。なんか人気薄。そうだ、前走儲けさせてもらったイフェイオンにもう一本。それと、「オークス向き」と公言しているようだけど、広い阪神マイルならクイーンズウォークもありだろう。
とりあえずそんな馬券だけ買っておいて、帰れなさそうとなったところで、馬連と単勝を買い足す。馬場傾向どころか馬場状態すらわかっていない。わかっていないが、上の五頭から買うならなんだ? ライトバックだ。人気がない。さすがにイフェイオン本命は厳しい。単勝も馬連もけっこうついている。おれは出先でちょこちょこと馬券を買い足した。
……あんまりテンションあがってねえな。全部東スポのせいだ。そうに違いない。
桜花賞(G1) 結果・払戻 | 2024年4月7日 阪神11R レース情報(JRA) - netkeiba
四時半ころ帰宅して録画を見る。クイーンズウォークが意外に人気。チェルヴィニアはさすがに順調でない休み明けと大外が厳しく、コラソンビートは短いところ向きではないか。そんな風に思う。
レース。これという逃げ馬のない展開。クイーンズウォークやや前目。人気のアスコリピチェーノとステレンボッシュはマークしあうような展開。おれの本命となったライトバックは……スウィープフィートと最後方。あれ、こんなに後ろから行くか。後ろから行く坂井瑠星はどうなのか?
四角、なんか一頭弾かれた。あとから知ったがアスコリピチェーノで、弾いたのはステレンボッシュだった。そのままステレンボッシュが先頭でアスコリピチェーノが追ってくる。ただ、大外からライトバック。おい、ライトバック来い! ステレンボッシュとは厚めに買っているんだ! 来い!
……って、三着まで。三連複は拾ったが、一番人気と二番人気相手では。馬連とりたかった。
はあ。オークスはどうなんのかね。ステレンボッシュは血統的にも距離伸びてさらによさそう。アスコリピチェーノは逆にダイワメジャー産駒で難しそう。マイルカップもありか? ライトバックも距離伸びてよいかもしれない。ただ、人気するのは確実。スウィープフィートもありかな。エトヴプレなんかは短距離路線で活躍しそう。
うーん、オークス、気は早いけれどクイーンズウォーク見直すのはどうだろうか。けど、グレナディアガーズの下なんだよな。タガノエルピーダなんかも人気しそうだけど、考えておくべきか。まあしかし、ステレンボッシュから素直に入るのが問題なさそうではある。