春、小田原城、そして小田原の海

小田原城に巨木あり


 小田原城に行ったきた。箱根など観光客がおらず大変だという話だし、小田原もたいへんかと思ったのである。小田原城は上杉や武田や豊臣にも攻められるし、たいへんな城である。



 まあ、桜の何本かでも見られればよいという目論見である。みごとに咲いておられましたが。



 城内には巨木、古木あり。ビャクシン、イヌマキ、そしてマツなど。実にたいしたもの。

 そして木々にはマツバラン(たぶん)がとりついていてかわいいと言える。

小田原の海にリア充なし


 そして小田原の海である。リア充の匂いがしないという海である。

 こんなに石ばかりの浜辺は見たことがない。石辺だ。

 丸くてかわいい石を拾う。

 俺こそがリア充だったか。

 いや、彼らこそ。

 居合わせた2組のサイクリスト、4台中3台がBD-1で1台がBROMPTONという名の地獄。



 そして世界の果てかという。箱根より西は存在しない世界。

 こんなところにひとりでいる女に似合うのはブルースか演歌か日本語ラップか。



 自転車、蟹、石の詰め合わせ。石充。


 そして釣り人。

 観音、さらば!