池袋から西武の特急に乗る。改札外の券売機では次の号の特急券からしか発売されていないようであったが、改札内の販売機ではすぐに発車するやつが売っていたので買えた。よくわからない。
今日も「俺達」が炎上してくれるのだろうか?
(追記:地方巡業だったようです→8点差あれば西武の中継ぎでも大丈夫だろう : なんJ野球速報)
西武球場。西武ドーム。おれは横浜スタジアム以外の野球場に行ったことがない。
座席は古いがクッションが効いている。横浜スタジアム終わったな。
それにしてもこのチャンピオンシップフラッグの多さよ……!
が、まあ、野球はやってないんですけれども。
はい、国際バラとガーデニングなんたら。
あとは半ば業務のようなものでしてね、こうやって名前押さえて。
本体を撮る。
目標をセンターに入れて。
スイッチ。これの繰り返しが数ギガバイトですけれども見ますか? 見ません。……まあ、この会場の中でこの機械的作業を繰り返すおれは、バラ愛好家でもなければ写真愛好家でもなかっただろう。レンズはこないだ買ったソニーの35mm単焦点とミノルタの100mm単焦点で、途中から「奥の方の」を撮る必要が出てきて後者に換装した。ほとんど背面液晶。植え付けの条件もよくないせいか、大輪のはクタッと下向きになってて、そういうときバリアングルは有効。すばらしいブラックラピッドではなくハンドストラップ。
‘エキサイティングメイアン’。放射能の影響で畸形になったわけではない。まあしかし、なんというか、日本作出のバラがいいよな、とか。いや、コルデスの‘カフェ’とか渋いのあるか。あとは、オースチンよりメイアンだな、とか。いや、バラのこと知らんし、個人的趣味ですがね。
たとえばオオベニウツギの斑入品種だって斑入葉が花を阻害する、みたいに言う人もいるわけで(というか、後ろでそう話してるおばちゃんがいて、「そうだなぁ」とか思ってしまった)。
あとは、西武ドームは開放的なのでハチやチョウが入り込んできてたりね。
まあ、あと、ガーデニング要素というか、ハンギングですとかリースですとか、おれよう知らんですが。
多肉の寄せてあるのはおもしろいとか思ったりね。でも、おれが好きなのはもっと雑な緑の壁なのですよ。
それで、目玉を忘れておりましたな、メイアンの‘ベルサイユのばら’。
この記事の写真だ、「マジ、漫画とかのバラらしいバラ色のバラ」みてえな印象だったけど、実物はもっともっと暗赤紫色みたいな感じ。個体差あっかもしんねえけど。あと、でかい。
しかしなんだ、ほら、コルデスとか対抗して‘水銀燈’とか作出しろよ。色は濃い紫か? いや、うっすら灰紫色を帯びた白がいいか? 香りは乳酸菌飲料……!
いずれにせよ、おれはどうも年収3600万円の外資系サラリーマンではないらしいので、バラにもガーデニングにも縁がないのだからクソどうでもいいが。
まあ、そんなところで。そんで、このチケットで西武遊園地に入れるというので、行くことに。
レオライナーきたこれ。って、しらんかったけど。で、同行者が「シーサイドラインにライオンマークがついてたし、同じ」とか言ってたけど、実際どうだかしらん。
西武園所感。おれの好きな田村隆一の詩。
西武園所感 ある日ぼくは多摩湖の遊園地に行った
詩は十月の午後
詩は一本の草 一つの石
みみっちく淋しい日本の資本主義
ぼくらに倒すべきグラン・ブルジョアがないものか
そうだとも ぼくらが戦うべきものは 独占である
生産手段の独占 私有生産手段である
独占には大も小もない すでに
西武は独占されているのだ君がもし
詩を書きたいなら ペンキ塗りの西武園をたたきつぶしてから書きたまえ
……
…
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たたきつぶすほどの西武園ありや。なんというのか、落日のドリームランド感。どうでもいいが、スタジアムも遊園地も階段の段差がバラバラで歩きにくく、そのたびに「堤め!」と思ったりした。
高所恐怖症のくせにたかいタワーや観覧車に乗りたがる混乱者。
西武園競輪が見える。列を成して走る自転車。客席は無人に近い……。って、開催していなかったので練習だろう。手前ではスキーのあれみたいななにがくるっと回る競技の夏の練習みたいなのでつぎつぎにトリックを決めては人がプールに飛び込んでいてシュール。
見ろ、人がなんとやら。
こういうのはべつにいいですか? まあ、この日は風も強く、おれは観覧車に乗っている間中、「やばい、死ぬ、落ちる、止まってないですか? 東京スカイツリーが見える! 見えない! 見える!」とか発狂状態だったのけれども。
おれは高いところがだめ、彼女は回転系がだめ。観覧車に600円だけ払ってさようなら。
あとは東大和市とかいうなに都道府県かよくわからないところを歩いたりした。写真は自称「日本で一番美しい取水塔」らしい。自転車道があってローディその他多し。
なんだっけこれ。まあ、まったく観光客が歩かなそうな住宅街を歩いたりするのは好きで。
「多摩で一番安い250円弁当」を自称する団地内のスーパー(さいきんは全国どこでも同じ店内音楽か? いや、CGCグループだったか)で買い食いしたり。あと、団地内で中学生みたいなのが爆竹をバンバン爆破させてんのに、小さい子供とかその親とかぜんぜん平気で、多摩はじまったなって思った。手前のお米屋さんの手作りおにぎりは美味でございました。
そんで、多摩モノレールの終点であるところの上北台駅で「モノレールの終点」を見てむちゃくちゃテンションがあがったところでさようなら。いや、テンションあがるだろ。千葉モノレールの千城台駅とか(千葉都市モノレールがこんなに可愛いわけがない - 関内関外日記(跡地))。わからんか。まあいい。それじゃあ。
関連______________________
まあ、おれは『ベルばら』より『バルバラ異界』だな。つーか、ベルばらあんまり知らん。