おれは競馬を紙でやる人間である。netkeiba.comなど金を払って使うくらい使っているが、やはり週末いざ馬券を買うとなると紙の競馬欄が必要だ。紙の東スポがなくなったら、競馬やめるかもしれん。いや、競馬専門紙に移るだけかもしれないが、そのとき紙の専門紙は存在しているのだろうか?
まあいい、競馬に紙が必要なように、選挙開票速報にも紙が必要だ。これがあるとないとでは面白さが違う。え、選挙を競馬みたいに面白いかどうかで見ている? 見ているに決まっているだろう。自分の政治信条とか投票行動とかとはべつに、選挙というエンターテインメントは面白いだろう。レースがあって、競走が行われる。選挙区があって、票を取り合う。そこに予想が入る。もっとも、選挙の方は大本命(神奈川11区の小泉進次郎とか)が取りこぼすことはまずない。週刊文春の予想でいえばA評価だ。だが、C+ vs C-くらいの激戦になると、どっちに転ぶかわからない。それが楽しい。
もちろん、競馬もあらゆるスポーツもそうだろうが、「肩入れしている側」があると一層楽しい。単勝100円でも賭ければ競馬のレースもガラッと変わって見える。野球だって、ルールが難しいとはいえ、高校野球などで「なんとなく地元の県を応援してみるか」くらいで見ていると、ちょっと楽しさが増すだろう。
選挙もそうだ、といえる。A評価級の強者がいる小選挙区は面白くないかもしれないがが、これが競り合いだと確実に楽しい。まあ比例代表の方でも少しは楽しいかもしれない。
楽しさを追い求める投票行動はどうなのか。よいとも言えるだろうし、悪いとも言える。競っているということはひっくり返る可能性がある、みたいな場合もあるし、一票の価値も少しは増すような気がする。もちろん、守る側でもいいが。ただ、自分の思想信念と合っていたり、人柄に惚れ込んでいたりする立候補者がいたとして、その人の当選は確実に無理だ、みたいなときどうするのか。たとえば、野党支持で、その選挙区で与党候補が苦戦している。ほかの野党候補は勝ち目がありそうだ。そういうとき、勝ち目の方に乗るのが正しいのか、自分の信条、心情に従うべきなのか、そこはよくわからない。
おれの今回の選挙についていえば、ますます自民党が嫌な感じになったので、自民党が負けやすいような投票行動を取った。取った、というのは期日前投票してしまったからなのだが、まあいい。そのあたりどうしたかについては選挙後に書くべきだろうか。ルールがよくわからないので、一応。ほんのちょっとだけ悩んだけど、そのあたりも書こう。どうでもいい話になるが。
しかし、なんだね、昨日の自民党の「非公認候補の支部に公認候補と同じ2,000万円支給」の話は。闇金、闇公認。これはあかんし、大スキャンダルだろと思ったら、夜のテレビニュースとかほとんど取り上げない。赤旗からの報道が端緒とはいえ、自民党が正式にコメントしている事案だ。裏取りは必要ないともいえる。「選挙に大きな影響を与える報道をあえて控えた」とでもいうのだろうか。よくわからない。少なくとも大谷翔平のホームランボールがいくらになったという話より重要だと思うのだが。
まあいい、ともかく、日曜の夜は夜ふかしして、赤ペン持って紙の文春に結果を書き込んでいこう。自分の選挙区の結果も気になるしな。うん。
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あと、関係ないけど、おれにもまたお恵みという名の支給が党本部よりあったので、ここに報告しておきます。サバ缶とバターチキンカレーと高野豆腐とアマゾンギフトカード2枚です。闇お恵みです。いや、光のお恵みです。出馬はしませんが、支給はいつでもお待ちしております。