『ゲッベルスの贈り物』を読む

ゲッベルスの贈り物 (創元推理文庫)

ゲッベルスの贈り物 (創元推理文庫)

 創元推理文庫の背表紙に「ゲッベルス」の文字が不似合いで、どんなんだろうと思って手にとったみた一冊。……で、作者はどんな人なんだろうと検索してみたら、すごく長いtogetterを読むはめになったりしたので(本書をガーッと読むより時間かかってつかれたかも)、簡単に。というか、推理小説なんで滅多なことは書かないようにしなきゃいかんのがマナーかしらん。
 というわけで、トリックやミスディレクションのあれやこれやは書かんことにして、読んでいてほわほわべつんところで思ったんは、これが最初に出たのが1993年で、ってあたり。携帯電話がようやく普及してきたあたり、というあたり。それから20年経った今読んで、謎のアイドル<ドミノ>、まあちょっとリアルさの指向は違うかもしれないが、おそらく多くの人はあの子を思い浮かべるに違いない。そして、情報の……まあゲッベルスの名を使うだけあって、そのあたりのあれを考えると、Experiment IVそのものではなくて、というあたりはわりとその、先日やったゲームのあれなんかと同じ発想あたりもあって、そこのところの発想は著者の本業からくるなにかだったりするのかとか。これに現代のネットを噛ませたりすれば……そういうのはしかしもう珍しくないか。いや、情報というものの広まり方の決定的な違いがどこで生まれたのか、その発祥あたりからありえた話なのだろうか。文字、音、動画……。まあ、あいまいで何言ってるのかわからねえと思うし、本作のなんかてんこ盛りでドタバタなノリとはあんまり関係ないし、おれもよくわからん。おしまい。

>゜))彡>゜))彡

ゲッベルス―メディア時代の政治宣伝 (中公新書)

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あいどる (角川文庫)

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