かわいいのが好き

 自分で買う服とか靴とかの話なんだけど、まあ店頭でなんか二点か三点から選ぼうとするじゃん。そうすっとおれは基本的に「こっちのがかわいくていいな」って感じでものを選ぶわけ。かわいいは正義(出典はしらない)。
 ただ、たぶんというか、確実に、なんといのか世間一般の女子的? 乙女的? な「カワイイ」とはズレてる。そういうの好きな男子というわけじゃない。すごく極端にいえば、べつにピンクでフリフリなのが好きなわけじゃない。花柄は好きだけど。あと、キティさんとか、リラックマ先生とかのなにかが好きというわけでもない。スヌーピーは好きだけど。
 なんというのか、ちょっとの一工夫というか、「ボタンがちょっと変わってる」とか、「ここのステッチ赤い」とか、ちょっとした部分。逆に、がばっと大胆なデザイン、たとえばブランドのロゴを大胆にあしらったとかいうのは、あんまり好まなかったりで、だいたい選ばないことは多い。
 ということは、おれの「かわいい」は「ちょっとした部分」に対する好み、なのか。細かさ、細部、ディテール、これに対する嗜好。
 ……などと、いつものごとく書きながら考え、考えながら書いてみたら珍しく自分の中で解決した。そういうこともある。