- 作者: ポールオースター,Paul Auster,柴田元幸
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/09/28
- メディア: ペーパーバック
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そんな強い向精神薬とはなんだろうと検索してみれば、なんのことはないソラナックスのことだった。抗不安薬としてはメジャーもいいところの薬じゃないか(マイナートランキライザーなのに!←このエントリはこれを言いたかっただけ、という可能性を含みます)。オースターさん、ちょっとザナックスの効能盛りすぎじゃあないですか? と、ちょっと言いたくもなったのだった。まあ、医師が暗示をかけたみたいな話かもしれないですが。あ、あと、『幻影の書』はむちゃくちゃ面白いのでとっとと読み終わりたい。
- 作者: ウィリアム・ギブスン,齋藤浩,岩郷重力(デザイン),浅倉久志
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2008/12/18
- メディア: 単行本
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ただ、おれは今わりと気軽な抗不安薬としてメイラックスとレキソタンを食ってるんだけど(あと飲んでるの全部晒してしまうと、ジプレキサ、アロチノロール塩酸塩、アモバン)、そんなによくねえんじゃねえの? みたいな意見もあるみたいだ。どこでってWikipedia先生で。
ふーん。
まあいいや、たった二冊の本にしか出てきてないけど、なんだろう、ひょっとすると現代アメリカ文学のなかにベンゾジアゼピンがおおきく関わってる作品のムーブメントなんかはないのだろうか、とか想像してみたりもする。アルコール文学、みたいなジャンルもあるだろうし(ブコウスキーとか入るのかな?)、ドラッグ文学もあるのだろうし(PKDとか入るのかな?)、そういう系譜で。いや、そういう系譜だったらプロザック文学があるのかもしれない。そういうアンソロジーとかあれば読みたい。
そういうアンソロジーといえば、おれは長年「刑事か探偵が独り暮らしのわびしい人間の住居を訪れて煮詰まったひどくまずいコーヒーを出されるアメリカ文学アンソロジー」を読みたいと思っているのだけれど、その方面でまとめられた本があるという話は聞かない。いずれはすべての小説がデジタルデータとなり、巨大なデータベースを形づくり、こんなリクエストにも応えてくれるようになるかもしれないが、まあいつの話になるのかはわからない。おれがデジタル・デバイスにアクセスできる間に起こるかもしれないし、おれが浮浪者になってからかもしれないし、死んだあとになるかもしれない。ああ、先を思うと不安になるから、今日のところはレキソタンでも食うしかないな。それじゃあお休み……って昼休みだし。