ハイボールの花の色は赤。 pic.twitter.com/Lybkk5GESF
— 黄金頭 (@goldhead) July 3, 2023
さて、今のおれの状態はなんの花に例えられましょう。前回の通院からラツーダの減薬とレキソタン(ベンゾジアゼピン系抗不安薬)からイフェクサー(SNRI)への切り替えをやっている最中、親会社の社長からうちの社長が「1700万払わないと会社を潰す。おまえは財産もないのだから、自己破産して生活保護をうけろ」と詰められていることを知り、極度の不安状態に。根拠のある不安なので不安症と呼べるかどうかわからないが、動悸と、心臓の周りをもやもやとしめつけるような状態がまったくおさまらない。ちょうど抗不安薬をやめつつあるころだったので、抗うつ剤のイフェクサーに賭けてみたが、脳の圧が上がるばかりで心臓の異常は変わらない。これは緊急事態だとレキソタンを飲んでみると、今度は脳内がハッピーで埋め尽くされるような感じになり、眠りについてしまう。むろん、平日の朝だったりするので、会社は半休だ。「薬でガンギマリになったのでいけません」。とにかく、心身ともに異常だし、会社もなくなるかもしれず、そうなったらおれは家賃も払えずにホームレスになって死ぬ。前者は薬で抑えれば問題のない話だが、後者に効く薬はない。明日通院するけど、医師からも薬に関するアドバイスはあっても、解決策は出しようがない。「あなたの場合、宝くじでも当たればいいんですけどね」と言われることだろう。
「え、転職でもすれば?」という人は、次の記事を読んでほしい。
これを雇う企業があるか? アルバイトだとしても。いや、アルバイトだからこそという点もある。突然働けなくなる、動けなくなる。計算ができない。今の会社は長年のなあなあでどうにかやっていける状態にあるが、いまさら一からそんなものは築けない。おれに行き場はない。おれが酒に逃げるのは当然だろう。もう、この生活も終わりだし、ホームレスになって死ぬしかないのだ。いや、ホームレスになるまえに自裁するだろう。いずれにせよ、The End is Near.
そんな自分のもとに、いくつかお恵みものが届いた。悲惨な状況を見てお恵みいただいたのであろう。
よいレトルトカレー。よいレトルトカレーが、100円で売っているレトルトカレーと違うのは知っているが、よう自分では買えない。なのでありがたい。なお、最近ではベースブレッドのプレーンなどと一緒に食べて栄養最強みたいになっている。無敵だ。
サバ缶(あいこちゃん)。おれはスーパーで魚をまず買わないので、魚が足りていない。ベースブレッドで栄養は摂れても、魚を食っているわけじゃない。そこでサバ缶である。ありがたい。味のあるものはそのままおつまみになるだろう、水煮などは野菜炒めに加えてみるのもいいかと思う。缶詰は日持ちするし、すてきだ。
たまごスープ、ほうれんそうスープ。これもまたありがたい。このごろは夜に野菜炒めを食べるときも、土日の昼になにかを食べるときも、フリーズドライのたまごスープが一緒だ。さらにいえば、平日の職場での昼休み、弁当と一緒にいただける。それだけで豪華な感じになるといえる。たまご(ちょっと高い)もほうれん草(下処理が面倒)も基本的に買わないので、ここから摂取させていただく。
グレンターナー。スペイサイドのシングルモルウイスキーだ。おれは金があると(競馬でいくらか勝ったときなど)、アードベッグに換えてしまうので、ほかのシングルモルトウイスキーはお恵みだよりだ。
そしてラフロイグ。おれの好きなアイラモルト。強烈なピート臭。たぶん、おれがアイラモルトを好きになった最初はラフロイグだったと思う。フィリップ・K・ディックがラフロイグ好きだったと思う。そんなことを思い出す。
え、「アル中」に酒なんてとんでもない? いや、高い酒はごくごく飲まないで、ちびちびやる貧乏人なので、いいお酒を贈るとおれの飲酒量が減るというメリットがある。いい酒なら、この世の不安にも少量で効く。というか、ちびちびすらやらない。いつかの日のために、おれはアードベッグをため込んでいる。ちょっとやそっとで飲まない。酒飲みならだれだって、自分が死ぬときに飲みたい銘柄くらい持っているだろう。たとえそれがストロングゼロだろうと何十万円もするワインだろうと、それぞれの人生の誇りだ。たまたまおれはアードベッグだ。そういうものだ。
もし、「あれ、おれもお恵みしてやったのに載ってないぞ」という人がいたら、もう一度贈ってください。
以上!