さて、帰るか

まだ咲き始めのころのアガパンサス

ここのところ書いてきたように、向精神薬の減薬、変更と精神的ショックが重なって脳と心臓がめちゃくちゃになった。今週も強すぎる動悸や、新しくのみ始めたイフェクサー抗うつ剤/2016年に一回試したことがある)と抗不安薬の妙なマッチングで脳がいかれたりして、午前中ろくに出社できていない。ちょうど医者に行くくらいの時期だったので、昨日行って相談。結果、抗うつ剤投入実験は中止し、抗不安薬に戻すことに。ラツーダの減薬は成功して問題がないのでそのまま。結局、ラツーダ(抗精神病薬)、レキソタンベンゾジアゼピン抗不安薬)、アモバン(Z薬)のいつものメンバーに戻った。

今週ふせっていたのは、双極性障害そのものの抑うつ状態とは違った。はたから見ていたら見分けはつかないだろう。脳のスキャンとかしたら違うかな。心臓の方はあきらかに脈の具合が違ったろう。こういうことを人に説明するのはむずかしい。

しかし、おれがいちいちこういうことを書くのは、こういうことをなんとか人に伝えようとしてきた人たちがいたからこそ、まだ完璧といえるかどうかわからないが、けっこう精神疾患への「理解」が広まったのではないかと思うのだ。医師に伝えようとし、世間に伝えようとした。言葉は弱い。けれど、自分の苦しみを表現しようとしてきた人たちがいる。おれもなんとか、五体満足そうに見えるけど、脳に苦しみを持った人がいるのだな、と伝える側になりたいというのはある。

 

……精神疾患の理解が世間に広まったのは、罹患者がたんに増えただけかもしれないけれど。

 

そういえばこの間、マルクス・ガブリエルの『「私」は脳でない』という本をちょっと読んだ。しっかり読んでいない。読めなかった。

 

 

ここでマルクス・ガブリエルはたぶん、脳科学的なものが優勢になりすぎている現状に批判を加えていたんじゃないかと思う。おれも進化心理学とか好きだが、人間というのはそれだけで判断できるものなのか。自由意志が、ガイストが、イッヒがあるんじゃないのか。たぶん、そんなことを言っていたのだろうと想像する。「反自然主義」とあえて言っていたように思う。機会があればもう一度チャレンジしてみよう。いや、たくさんの反対意見が述べられていて、おれにその対象となる学者や学説の知識がないということを除けば、そんなに難しくない本だと思う。だが、おれにも心身の調子というものもある。

 

明日は、決まった時刻にクライアントのサイトの更新作業を行わなければいけない。寝込むわけにはいかない。とはいえ、早く帰って早く寝ればいいかというと、そうとも言えないかもしれない。ここのところ十一時台とかにベッドに入って、早めの睡眠を心がけているのだが、早朝に覚醒してしまうのだ。ちょうどイフェクサー飲み始めたころと合うかもしれない。イフェクサーは飲まなくなって三日くらい経つが、完全に抜けきったかどうかわからん。あるていど、しっかり眠くなってから寝て、目覚ましに起こされるくらいに起きたら、その後の過度の眠気が起こらないのではないか、などと思っている。「おれ」が脳なのかどうかはしらんが、少なくともおれはおれの身体のコントロールはあまりうまくできない。

 

ま、MastodonとThreadsで同じ「goldhead」でアカウントあるので、今のところは使う予定ないけれど、Twitterがなくなったときのためにフォローでもしておいてくれるとうれしいです。まず、なにしていいかわからん。

 

さて、帰るか。