サザエさん一家がハイキングに行くのをやめて観たとしても、「ハイキング行かなくて良かったね」と楽しんで観られるような、そんな映画を作りたいし、これからはどんどんそうなっていくと思う。
http://sankei.jp.msn.com/gqjapan/news/140831/gqj14083109300002-n5.htm
HatenaのHはhateのH
ネットの底辺うごめくメンヘル
トップランカー目指すはメルヘン
居ぬ、去るやつらはほっておけ
書くのはこの記事ただ一つ
ランク外からヒット一発
狙うは単著のセルアウト
今夜はまだまだプリントアウト
……というわけで、園子温監督『TOKYO TRIBE』を観てきたおれ。横浜ブルク13の小スクリーンは誇張抜きの満員御礼。上がる期待値……なんだけど、予告編見てさてどうかというのが本音。原作はおそらく『2』じゃないほうを読んだことあったっけという程度。さて、日本語ラップミュージカル、どこまで突き抜けてくれてんだ。
結果、先に申し上げれば大傑作。ガトリングガンのようにぶっ放される言葉の濁流、暴力の応酬、きれいなおっぱい、言うことなし。久々に見たよ練マザファッカー、これを観ずして何を見る、メーン?
って、先走りすぎましたか、作品紹介必要ですか? 場所は今か未来かTOKYOシティ、各地に根をはるtribe(族)ども、危うい均衡崩す戦争、ラップをバックに武器にぶつかり合う。日本語ラップに抵抗ある君、それでも観なきゃ損するぜ。『地獄でなぜ悪い』よりぶっこ抜いた世界がそこにある。
どこから感想書けばいい? 竹内力から書けばいい? この人ここまで吹っ切らせるかって具合でニヤニヤが止まらん。その妻が叶美香、息子に窪塚洋介、中川翔子というこのメンツ。これだけでも一見の価値有り。ひさびさに躍動する窪塚くん見られるのもこの映画。
とはいえ、主役はメラと海。メラ役鈴木亮平が朝の連ドラ出演中、らしく、おれはしらねえが、一緒に見た女には馬鹿ウケ、明日の朝見ろって言われたわ。ストリーテラーの染谷将太も悪くない。なによりいいのはDJグランマ。たぶん、世界的にもウケるはず。それにでんでん御大に久々に見たベルナール・アッカとか。
徹頭徹尾のエンターテインメント、暴力、エロスに日本語ラップ。おれは知らない若手のラッパー。それでも目が離せない、耳から離れない。急に始まるラップに違和感? そんなものはありゃしない。こいつは『レ・ミゼラブル』とおんなじ感覚、ミュージカル悪くなく。でたらめは世界に突き抜けてきっと違和感なし。
ああしかし、言葉連ねて魅力語れず、どうにもおれの手に負えぬ。『サイタマノラッパー』ともちと違う。園映画の真骨頂か変化球、なんとも言えぬ独特世界。一見の価値あり、否否、必見の価値ありと言いたい、ほんとにこいつは楽しめた。二回り年上のつれの女もパンフレット買う魅力。悪いこといわんから、ぜったいチェックしとけよ!
>゜))彡>゜))彡>゜))彡
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