おれは基本的にセーラー服の少女が日本刀を武器に化け物と戦うようなアニメは肌に合わないのだが、ビッグネームが名を連ねているらしい本作を見てみた。
ボキャブラ天国の古い分類を借りれば「シブ知」かなと思った。作られた年代を考えたらすごい技術なのだろうし、いま見ても色褪せないと言っても過言ではない。全体のトーンは渋く、アクションシーンも切れがある。ただ、そんなに長くない。たとえば、この話が1クールだったらどうだろうとか、そう考えると……いや、悪くないか。悪くはないが、趣味に合いそうなシリーズになるかどうかはわからない。おれは基本的にセーラー服の少女が日本刀を武器に化け物と戦うようなアニメは肌に合わないからだ。とはいえ、『BLOOD 茶番』なんかに比べたらずいぶんと面白かったとは思う。おれのアニメを見る目がもっと肥えていたら、もっと語るべき細かさもあるのだろうとは思うが、そうではないので、そんなところ。
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