本当にしんどい映画でした 『メイドインアビス-深き魂の黎明』

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劇場版「メイドインアビス」-深き魂の黎明- 公式サイト

『マルルクちゃんの日常』(かわいい)を観たあとに『深き魂の黎明』を観賞したグループと、『深き魂の黎明』を観たあとに『マルルクちゃんの日常』(かわいい)を鑑賞したグループに、簡単な計算問題のテストをさせた結果……。

……という心理学実験は無いのだが、そんなことを考えてしまうくらいに、おれは『メイドインアビス 深き魂の黎明』を観てしんどくなってしまった。ぐったりしてしまった。エンドロールが終わったあと、「あと、十分くらいここに座ってていいかな?」とか思ってしまった。

しんどい映画にもいろいろな種類がある(『ダンサー・イン・ザ・ダーク』とか『冷たい熱帯魚』とか『ジョーカー』とか『家族を想うとき』とか)と思うが、まあなんというのだろうか、『深き魂の黎明』はかなりしんどかった。序盤、中盤、終盤、隙がないと思うよ。ほんと。『マルルクちゃんの日常』がなければ、ソウルジェムが相当に濁って、犯罪係数も急上昇で劇場をあとにすることになったと思う。R15+指定は伊達じゃねえよ。そんくらい。

しかしなんだろう、ちょっと本編の内容から離れる。本作は、テレビアニメ『メイドインアビス』の続編ということになる。原作漫画があるのは別として、映像化作品としてはそういうことになる。

テレビアニメ

総集編劇場版前編

総集編劇場版後編

オリジナル劇場版(本作)

テレビ続編(予定)

……という流れだと思う。今どき、こういう流れも多いかと思う。で、おれはこういう流れのなかで、迷子になることがある。いや、本当に好きな作品ならば(おれにとってはすばらしいストライクウィッチーズだが)追えるが、「劇場版? 総集編なの? 違うの?」とかなって、なんかロストしてしまうことがある。劇場版で稼いで、続きを、という流れに文句を言うつもりはないが、原作あっての、あるいは無くてもか、なんかどう劇場版が入ってくるかみたいなところ、なんとなくなんだなぁと思ったりもする。『メイドインアビス』については、年末年始に「総集編劇場版」の前後編をテレビ放映してくれたので、それを録画して流れを把握できた。「ナナチかわいい」という思いを抱いたまま、劇場に足を運ぶことにした。いや、そりゃ観たくなるぜ。

観たくなるし、観たし、それでもってしんどくなってるんだから、まあ、自己責任よな。ダークファンタジー? となると、たとえば『ベルセルク』なんかが思い浮かぶが、『メイドインアビス』のダークさは、それ以上といっていいよな。ナナチがかわいくなければ、井澤詩織の声がなければ、とてもじゃないが耐えられえない。いや、そのナナチすらどうなるかわからないのがこの作品の怖さよ。

と、ここまで書いて、「テレビは観てたな」というやつがいれば、「映画館行け」というし、「しらんけど、すごいの?」という人がいれば、「アニメか総集編を観たうえで映画館行け」といいたい。あー、しんどい。しかし、しんどい人生には、もっとしんどいこともある。それを意識するためにも、レッツゴー!(度し難いすすめかた)

 

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メイドインアビス Zippo ナナチ

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タバコ吸わなくなって久しいけど、このZippoほしい。