映画『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』 やくしまるえつこ+砂原良徳 『Ballet Mécanique』(short ver.) Animation PV
おれは職場のFMラジオから「Ballet Mecanique」の流れるのを聴いた。正確に言うと、おれにとってこの曲は大好きな中谷美紀の「クロニック・ラヴ」なのだけれど、まあそれはいい。聴いたことのないバージョンだ。調べると、やくしまるえつこと砂原良徳によるカヴァーだった。そして、そのカヴァーは映画『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』の劇中歌だということだった。
おれはとたんに、『ANEMONE』が観たくなった。正確に言えば、劇場で観たくなった。
『ハイエボリューション』の第一作はというと……新作部分の冒頭が最高にすばらしくて、……とくに決戦音楽兵器シルバーボックスは最高に狂ってて好き……なんだけど、あとの総集編部分が……というありきたりな感想。いや、おれは『ポケットが虹でいっぱい』を「総集編で観てやろう」と思って『エウレカ』に入った人間なのでなんとも言えぬのだが(TVシリーズもなにかしら観たと思う。今、再放送やってるけど)。
というわけで、おれはリアルタイムで『エウレカ』を知らない。『AO』はリアルタイムで視聴したけれど。
で、おれがなにを言いたいかといえば、おれが数あるアニメの中でもトップを争うほどう好きなキャラがアネモネなのである。見た目も、性格も、声も、みんな好きだ。残念ながら、『エウレカ』シリーズは心のベストテンに入るかどうかも怪しいのに、アネモネだけはトップ争いなのである。これはどうしたことか? どうもこうもなく、そうなのである。
というわけで、おれは「朝8:30上映開始」という、土曜日のおれにとっては過酷な条件を飲んで、当日午前1時くらいにネット予約したのである。おそらく当日現地でも席は取れただろうが、そうでもしなければおれはベッドから出ない可能性がある。
というわけで、観てきた。そのまえに、発券して気づいたのだけれど、おれの指定した座席は「E-7」。「え、EUREKA-7……?」と思った。周りの人間から、「あいつ、狙ってE-7取ったのだろうか」と思われたりしないだろうか。自意識過剰だ。この席は、前が開けていて、なおかつスクリーンに対してそんなに角度があるわけでもない、そういう理由で選んだんだ……。あと、なんか映画の日だったので安かった。
映画はどうだったのか。これはなんというか、ほとんど新作だった。「新作映画になにを?」という意見もあるだろうが、いや、それは『ハイエボリューション1』を……という話であって、TVシリーズその他の使い回しがほとんどないという意味である。
そして、肝心のアネモネも、おれの知らないアネモネであった。そして、おれのランキングのトップにありながらも、具体的なセリフも行動もすっかり忘れてしまっている(おれの忘却力というのはすごいのだよ)ので、この映画の、この石井・風花・アネモネが、おれの新しいアネモネになってしまったのである。
しかし、だ。ネタバレしないように言うが、旧作のアネモネの躍動もちょこっと入ってくる、ちょこちょこっと入ってくる。それを観ると、「ああ、おれの好きなアネモネっってこうだよな」とか、ちろりちろりと記憶がうずく。しかしまあ、今回は今回で、こうもあり得たアネモネというものを受け入れ、やはり心のベストテンの第一位あたりに据えておきたいと思ったのである。そして、エウレカとの新しい形での出会いというものに、3DCGでの描写に、新鮮なよろこびを感じたいと思うのである。
しかしなんだろうね、なんかティザーとか見たら「アイドル?」とか「あれ、さらにEVAっぽい?」とか思ったけど、まあどっちでもねえわな。そして、新しい。新しいけど、まあなんだ、エウレカ世界ではもう前提なのかもしれないので書いてしまえば多世界構造のな、まあそういうことよ。でもって、やっぱり、この監督の、なんというか、映像と音楽のセンスというのはバッチリ来ているところがあって、三作目でドカンと〆たら、ハイエボリューションにした甲斐もあったろうというところだろう。『ANEMONE』はあくまでアネモネを愛でて、讃える映画、そして序破急の破(やっぱりEVAっぽい?)なのだろう、ということにしておく。
ちなみに、おれが期待した「Ballet Mecanique」だけれども、使われ方としてはちょっといまいちだったかな。でも、曲は好き。以上。そして、三作目を観に行くかは、未定! 以上!
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……これはなんかいい曲よな。というか、どこか中性的な中谷美紀のフラットな歌声っていいよな?(←電子音にフラットな女性の声がのってるのが好きなだけな可能性はある)
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